第4回fuzzカップベスト64D卓自戦記
やあ、ボクだよ。アルパカだよ。お盆休みで、特にやることもないんでしょ?アルパカnoteを読んでっておくれよ。今日も楽しい話だヨ。
そういえばボクは、ベスト128Aの観戦記をこのアルパカnoteで書いた時、今田孝志さんと丸かぶりして、以降書き方を変えたってことがありました。その今田さんは、今では公式観戦記者として、ボクのベスト64Dも素敵に書いてくださってます。今田さん、ありがとうございます。
アーカイブを視聴するにはメンバーシップ登録(990円/月)が必要ではありますが、動画へのリンクも張っておきますね。このアルパカnoteはボクの備忘録を兼ねてるので…。
さあ、公式観戦記者に観戦記を書いてもらい、動画へのリンクも張ったボクは、一体何を書けばいいのだろう。とりあえず初めての会場に、指定されたよりも1時間以上前に着いたところから。
機材がスゴイ。ボクは金沢にこういうのを作りたくて、勉強のために写真を1枚撮らせてもらった。
上の写真と、下のスクショの差異を感じてほしい。髪型の分け目が右と左、とかそういうことじゃない。45歳のおじさんだからね。
正解は、
◆上→半袖(会場まで着てきたTシャツ)着用
◆下→ソフトボール用のアンダーシャツ着用
だ。
試合前から聞いてはいたんだけど、会場がノルウェーくらい寒かったから、対局前に着替えさせてもらった。会場に早く到着しててよかった。ソフトボール用のアンダーシャツ持ってきててよかった。
ちなみに、ボクが2回連続で座った東家席は、4つの席の中で1番エアコンの風が直撃しない温かい席だった。1番温かい席でコレ。ノルウェー。もし1番寒い西家だったら、おじさんフィンランドで死んでた。享年45歳だった。
1番寒い西家席に座ってた田内翼さん(体重110kgの大塚さんよりもさらに大柄)は対局後のトークで、「寒くてあんまピンクイオン飲めなかった。」ってボヤいてた。おいおい、どういうことだよ。アンタ、フィンランドでユニフォームの前空けて半袖で麻雀してたのかよ。ピンクイオンにウォッカでも混ぜて飲ってんのか?
以下、常体で。
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連盟の、と言ったらいいのか、ビーストジャパネクストの、と言ったらいいのか。以前noteで名前出してもらった猿川真寿プロのお店が5月にオープンしてたので、fuzzカップ放送開始前に行ってきた。
赤あり25000点持ちのMリーグルールで調整にピッタリだったし、猿川さんにもご挨拶したかった。
協会プロになるべく現在研修中の種田はじめさんが同行してくれて、ボクをmonoまで導いてくれた。ちなみに赤羽駅南口から徒歩10秒程度だ。知ってれば、ね。もし種田さんがいなかったら小一時間かかってたと思う。種田さん、その節は大変お世話になりました。
さて麻雀の内容だけど、1回戦の南4局を、ボクはトップまで5200差の3着目で迎えてた。
A1リーガーの田内翼さんが5200・1300/2600ツモなどで抜け出し、下3者が競ってたところに、風林火山オーディションの平良将太さんが現ビッグ1の大塚翼さんから6400(立直・七対子・赤)を和了り、こんな感じになってた。
大塚翼さんが2回戦終了後のインタビューで語ってたように、1回戦2着〜4着まではあまり差異がなくて、どうせ2回戦勝負になる。だからボクはこのオーラス、目一杯トップを目指そうと思って臨んでた。
とりあえず立直・平和・ツモ・赤の1300/2600が目前となったところ。ボクは普段やらない麻雀をした。してしまったと言った方がいいかもしれない。上の14枚から打3m。ちなみに普段何を切るかっていうと、3pだ。マンズの113mに嵌2mを引いて立直したい。
ところが、親の平良さんが2枚目の4pを河に放ってきたのを見て、思わず「チー。」と言ってしまった。なんか三色にしたかった。三色イキリだった。
でも、これはただのイキリじゃなくて、堀慎吾さんの著書に感銘を受けたイキリだった。アルパカnoteはボクの備忘録だからね。
具体的なページはコレ。
十分形になるまでじっくり構えるんじゃなくて、早めにツモ直条件を満たそう、と。
堀慎吾さんの本がウソを教えるようなことがあっちゃいけない。麻雀の神様にそんな責任感もあったのか、聴牌取らずの打1mに呼応するように、三色が確定するツモ3s。ちなみに1m対子落としのところで打8pとしてれば三色・赤500/1000のツモ和了り牌でもあった。
タンヤオ・三色・赤の3900だから、トップ目の田内さんから出れば逆転トップだ。ボクがもしこの第4回fuzzカップでヒーローになれるとすれば、平良さんからの打5pを見逃して、中島ツモ切りの後田内さんから打8p、みたいな都合のいい展開を予想してた。モフモフしてた。
本当にそうなるかどうかなんてどうでもいいんだよ。モフモフできることが大事なんだよ。アンダスタン?
しかし、事実は小説よりも奇なりっていうか、本物のエンターテイメントがここにはあって、下家の大塚さんから打赤5p。それだと、タンヤオ・三色・赤赤の8000になるから、喜んで和了る。ボクは図らずも、赤あり麻雀の真髄みたいな和了りをキメて1回戦トップになってしまった。おいおいアルパカ、これベスト128(放送卓じゃなかった)の時にやった2連勝になるパターンじゃねぇか。
ただ、アルパカの行進はこれで終わりじゃなくて、起家でスタートした2回戦の東1局、赤3枚・ドラ1枚の手牌で、チーしようとしてた3pを引き入れたりしつつダマテンを入れ、
最後は1回戦ラスだった下家の大塚さんからロン、12000。
2回戦はその後、田内さん・平良さんのデッドヒートになり、1回戦トップで特にやることがないボクと、1回戦ラスで2回戦は特大のトップが必要な大塚さんは、結果的に大人しくしてた感じになった。
南4局、田内さんから立直。全米が涙し、全中島に衝撃が走る。
こ、これは…
差し込みが必要な場面ジャマイカ。
親の平良さんに4000オールツモられてトップになられてから、2着目の田内さんに3900は4800とか放銃すると、ボクは敗退ポジションになってしまう。後学のためにも書いとくけど、1回戦トップ者(今回のボク)が敗退するパターンてのは、1回戦3着者(今回でいうと平良さん)トップ・1回戦2着者(今回でいうと田内さん)2着で、今まさにその並びができつつあったってワケ。ちなみに田内さんはベスト128を2着・2着で勝ってます。豆知識な。
コリャ大変だ。親の平良さんがまだ立直と言ってきてないうちに、田内さんに差し込んで勝負を決めてしまわなければならない。
ちなみに、後から見返したら、平良さんは一向聴だった。もし有効牌を引いてきた場合は立直してきてたはずで、そうなるとボクは田内さんに差し込みをすることができない。
親の河に1枚もないピンズなんて絶対に切れない。平良さんからロンと言われてしまうことがあるからだ。
一発で5pを抜く。ロンの声は掛からず。カッコ悪いよなぁ。見栄え悪いよなぁ。でも腕がないからしょうがない。「平良さんから追いかけ立直が来た時のために先2−5p打ちました。」ってことにしといてもらおう。
次巡、幸い平良さんから立直宣言はナシ。平良さんの河は強く(情報が乏しく)、もし立直と来られたらもう甘い牌は打てない。
大塚さんの河に1枚あり、ボクの目から3枚見えてる7pを打とう。ココは埋まってないんじゃないかな。
これでダメなら、そして平良さんから立直が来たら、一発目は平良さんの現物である1mを打って、それが田内さんに当たらなかったら、次は6sにしてみよう。同テンなら田内さんが頭ハネだし。
とかなんとか考えながら、打った7pがたまたま当たった。放銃がこんなに嬉しかったことは、ボクの32年の麻雀人生の中で初めてだった。
最後のインタビューは、4位→3位→2位→1位の順に行われる。最初はやや重苦しい雰囲気だった実況解説席も、ジョジョに奇妙に楽しい空気に変わっていった。今回負けた大塚さん・平良さんのトークも明るく前向きでさすがだったし、田内さんは雀王戦A1リーグで悪戦苦闘してるけど、それをも笑いに昇華させてて素晴らしかった。コメントやスパチャもありがとうございました。
実況の御崎千結さんとは初対面だったけど、1回戦終了後に
『ねぇ!2着でもいいと思ってたんでしょー!』
とニコニコ話しかけられた時は、ウッカリ好きになりそうになって危なかった。おいおい、麻雀。こんなこともあるのかよ。麻雀プロどうしで結婚する(した)ケースもあると思うけど、きっかけはこんな感じなんだと思う。
解説の小野たまさんは、以前金沢に遊びにきてくれた時も一緒に麻雀したりご飯食べたり仲良くさせてもらってて、
今回も、対局のことでいっぱいいっぱいのボクを、写真撮ってTwitterで宣伝してくれた。
お世話になりました。ありがとうございました。
ボクのベスト32H卓は12月13日(水)の予定で、同卓者はこれからの勝ち上がりで決まっていく予定です。今後もfuzzカップに興味を持っていただき、ご視聴よろしくお願いいたします。