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ダウ理論でトレンド判断できてる?①

ダウ理論使ってトレンド判断できていますか?
上昇トレンドは高値と安値が切り上げながら更新されている相場
下降トレンドは高値と安値が切り下げながら更新されている相場
とされていますね。
定義としては何となく知っているけど、実際のチャートで判断するとどうなるのかいまいちわからない方は参考までに読んでみてください

重要キーワード

ここでダウ理論でトレンド判断するための重要キーワードは押し安値(おしやすね)と戻り高値(もどりたかね)です。
このそれぞれの押し安値や戻り高値を超えるまではトレンドの目線を固定し、トレンド方向にのみエントリーすることを考えます。

押し安値とは?

押し安値は、上昇トレンドにおいて価格が一時的に下落し、高値を更新した最新の最安を指します。このポイントは、上昇トレンドが継続するための重要な「防衛ライン」となります。あくまでこの定義は上昇トレンドが継続している場合に適用がされます。
言葉だけではわかりづらいのと思うので、図解と実際のチャートを見ていきます。

下の画像でいうと3から5への新たに高値を作った4が押し安値となります。
この場合、4の安値を更新するまでは常にロングエントリーを考えていく必要があります。

押し安値学習1

先ほどの流れに続いて赤のラインの流れが来たとします。
この場合の押し安値はどこかだと思いますか?

押し安値学習2

正解は4です。
高値を更新した安値が押し安値となります。上の2の画像では6,8,10,12ともに直近の最高値である5を超える流れを作れていないことになります。なので押し安値は4となります。
仮に13の高値が5の高値を超えている場合は12が押し安値となりますね。

ではこれではどうでしょうか?

押し安値学習3

先ほどの解説で最高値を更新した安値が押し安値といいましたね。
なのでこの場合は8が押し安値となります。

実際のチャートで学習を深めます
実際のチャートの波に高値と安値になる場所に番号を振りました。
ではこのチャートでいうと押し安値はどこになりますか?

押し安値学習4

簡単ですね3を超える高値5を作って4のあたりが押し安値となります。
では次は少し難易度が上がりますよ
下の画像だと番号を振っているところまででいうとどこが最新の押し安値になるでしょう。

押し安値学習5

正解は12ですね。
13の高値は3や5の高値を更新していないじゃないかと?と思われるのではないでしょうか?
3,5作った2の押し安値は7から8への動きによっていったん上昇トレンドが崩されていますね。その後、8の安値を作った高値7も10から11への動きで崩され、そこからさらに12から13への流れによって新たに上昇トレンドが形成されたことがわかると思います。

押し安値をまとめると

  1. 上昇トレンド中において

  2. 最新の最高値を更新する起点となった最安値

を押し安値と言います。押し安値を抜かれた場合は上昇トレンドが崩されたとなるのでロング目線の終了となります。

今回は上昇トレンドを判断するための押し安値を学習しました。次回は下降トレンドを判断するための戻り高値を学習しましょう。

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