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サッカークラブの、ビジネスモデルを"抜本的に"変える
こんにちは、COEDO KAWAGOE F.Cの中島です。
2020年に川越からJリーグを目指して設立したCOEDO KAWAGOE F.Cですが、
本当に多くの方のご協力あって、ここまですごく順調に成長させていただいております。
ここまでは僕らの力というよりも、本当に周りの人たちに支えていただているなという認識です。
500名を超える観客の方、選手、スタッフが川越に"新しい"最高の景色を作ってくれました!
— 中島涼輔 / COEDO KAWAGOE F.C (@nakaryo716) July 24, 2022
『川越からJリーグへ』
道はもちろん長く険しいですが、
1つ1つ着実に歩みを進めていきます!
本日はありがとうございました🙇♂️#COEDOKAWAGOEFC https://t.co/bptOXIaHsU pic.twitter.com/ErTJPQejtH
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・設立2年で売上3,000万弱
・設立2年でパートナー(スポンサー)企業様 約150社
・設立2年で1年間あたり選手応募数 数百名
・設立2年で観客数500名を達成
・設立2年でtiktokフォロワー1万フォロワー
・川越駅の近くに巨大モニュメント建設
スポンサー資金での事業運営は、継続的に成長し続ける事業にはならない
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ここ2年でサッカークラブを運営して思ったのは、
スポンサー様の資金頼りでの事業運営では、
改めて様々な観点においてダメだと思いました。
①ダメな理由:
会社として、"持続的に"、"健全な"成長を実現できない
②ダメな理由:
基本的にはスポンサー様の数を増やし続けることでしか売上向上を狙えない
③ダメな理由:
工数の多さから従業員が疲弊する
Jリーグクラブならまだしも、
僕らCOEDO KAWAGOE F.Cは地域リーグ、それもまだ川越市リーグというJ10に該当するまだまだ下のカテゴリのサッカークラブ です。
その意味でも、スポンサー頼りの、事業成長角度には限界があります。
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つまり、毎年
売上5000万
売上1億
売上3億
・・・
と倍々で、
格段に事業を会社を伸ばしていくには厳しいわけです(もちろん現状維持であれば問題ないと思います)
そのためには、サッカークラブ ならではの強みを生かして、労働集約的なビジネスモデルから抜本的に、転換する必要がある。
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私自身前職はリクルートで働いていたわけですが、
リクルートのビジネスモデルは基本的にはネットをメインとした事業構築をしています。
たとえば、私が関わっていたSUUMOの新規事業の『SUUMO引越し見積もり』では、流入数×問い合わせ数×1問い合わせあたり業者数で売り上げが決まります。
つまり、ある程度事業がスケールすると、自分が頑張らなくても事業自体が売上を作ることができます(チャリンチャリンモデル)
これはサッカークラブのビジネスモデル、事業構造とは明確に異なります。
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この自分が頑張らなくても、
事業を作れる、売上を作れるビジネスモデルをサッカークラブは作らないと、基本的には「スポンサー」「グッズ」「チケット」売上を追い続ける果てしないレースに参加しなくてはなりません。
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上記を加味した上で、
サッカークラブならではの唯一無二とも言える強みは何か?
どうしたらチャリンチャリンモデルを作れるか?
と考えると、
それは唯一無二と言ってもいい、その該当エリアにおける、企業やステークホルダーとのネットワーク力。です。
(COEDO KAWAGOE F.Cで言えば、川越市、ひいては埼玉県です。)
COEDO KAWAGOE F.Cでいえば、昨年1年で少なくみても500社と、しかもほぼ社長など決裁者と会話できました。
これは結構異常ですよね。
少なくとも僕はサッカークラブという事業のいい意味での異常さだと思いました。
つまり、企業に、銀行が来ると、構えてしまい話を聞かない。
けど、Jリーグを目指すサッカークラブであれば、受注できるかは分かりませんが、まずは1回話を聞いてもらえる。
まず話を聞いてもらえる、これはすごい強みなわけです。
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業種で言っても、
美容室、飲食店、酒屋、メーカー、工場、病院、不動産業者、さつまいも農家・・・などなど
こんな多種多様な業種と仕事をできる仕事がサッカークラブ の仕事です。
COEDO KAWAGOE F.C株式会社も、
会社としてもうすぐ2期を終え、これから3期を迎えるこのタイミングで、この強みを生かした事業作りを目指します。
しかも、それは売上の一部ではなく、
売り上げに大部分となる事業作りを目指します。
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サッカークラブ を実際にやってみると、スポンサー以外の事業作りは死ぬほど難しいことを実感します。
しかもそれを事業の主軸に据えるとなると、少なくとも国内では前代未聞です。笑
なぜこんなことを目指すかというと、
僕らはスポンサー(パートナー)さんと一緒にお互いに事業成長していきたいし、成果を出した社員の給与はガンガンあげていきたいからです。
スポーツクラブの普通の社員でも、
成果さえ出していれば、年収1000万を目指せる、そんな世界を目指したいです。
そしたら、きっと、
事業としてももっとスポーツビジネスは関わる人がハッピーになる機会も増えるはずだと信じてます。
COEDO KAWAGOE F.Cの事業側の挑戦にご期待ください!
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