見出し画像

キックオフからのフェアキャッチはアリ?(今シーズンのリーグワンに適用される試験実施ルールのおさらい)

🐯がおっす!
12月になりました!リーグワン2024-25シーズン開幕まであと数週間ですねがお!

ラグビーはちょくちょくルールが変わります。また、正式に改訂される前に試験的に実施されるケースもよくありますがお。

今回の🐯なかぴーnoteではリーグワン2024-25シーズンで適用される試験実施ルールのおさらいをしてみますがお!

2024-25シーズンで新たに導入する試験実施ルール
1. コンバージョンキックまでの時間の短縮
2. ラインアウト形成の時間制限
3. スクラム、ラック、モールでのスクラムハーフの保護
4. コンテスト(争奪)のないラインアウトでのノットストレートの許容

リーグワンとして2023-24シーズンから継続して導入する試験実施ルール
5. オフ・フィールド・レビュー(D1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用)
6. 20分レッドカード(全試合において適用)

「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 試験実施ルール採用のお知らせ」から項目のみを抜き出しました。

1. コンバージョンキックまでの時間の短縮

ペナルティキック・コンバージョンキック共に60秒以内にキックしなければならない。
【参考】ショットクロック
コンバージョンキックとペナルティゴールを狙うペナルティキックにおいて制限時間を定めるルール。コンバージョンキックはトライが与えられた時点から、ペナルティキックはチームがその意思表示をした時点から60秒以内に蹴らなければ、キックが認められない。今回の試験実施ルールで、コンバージョンキックは90秒以内から60秒以内に変更となった。
その制限時間は、試合会場の大型映像装置や試合中継のスクリーンなどに表示される。(ただし、ディビジョン3の試合会場においては表示されない)

「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 試験実施ルール採用のお知らせ」より

見出しはリーグワン公式サイトから「原文ママ」で引用しております。
ショットクロックが適用されるのはコンバージョンキック(トライの後のゴールキックのことですがお)だけではなく、ペナルティゴールを狙うキックにも適用されるって説明に記されています。だったらこの見出しのつけ方はちょいと誤解を招く表現ですよねがお.......。

ともあれ、この試験実施ルールはRWC2023や、ついこの間のANS(オータムネーションズシリーズ)でも適用されていたのでみなさまご存じだと思いますがお。

#ショットクロック
すこし(かなり)時代を感じさせますが、イメージはこれですかねがお。
なんだこのお題。1985年。まさに #ふてほど ですねがお....…

2. ラインアウト形成の時間制限

レフリーおよびアシスタントレフリーがラインアウトのマークを示してから30秒以内にラインアウトを形成しなければならない。

「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 試験実施ルール採用のお知らせ」より

これは例となるうまい動画が見つけられませんでしたがお。まあでもお分かりいただけると思いますがお。

ちなみに以前、ワールドラグビーではラインアウトの前にハドル(円陣)を組むのを禁止する、という試験実施ルールもあった気がするのですが、それは適用されずに時間(30秒以内)で区切るということですねがお。

3. スクラム、ラック、モールでのスクラムハーフの保護

●スクラムにおいて、ボールを保持していないチームのスクラムハーフは、トンネルのセンターラインを越えてはならない。

●ラック・モールに参加していたプレーヤーは、ラックやモールの近くにいてボールを出そうとしている相手プレーヤーにプレーしてはならない。

「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 試験実施ルール採用のお知らせ」より

まずひとつめ。スクラムでのスクラムハーフ(役)の位置ですがお。
現状の正式は競技規則ではこのように規定されていますがお。

19.30 スクラムの中のプレーが始まったら、ボールを保持していないチームのスクラムハーフは:
a. 両足をボールの後ろ、および、スクラムのそばに置いて位置につくが、フランカーとナンバーエイトの間のスペースではない、または、
b. オフサイドライン上の地点で、自チームの最後尾の足地点まで後退して動かないか、
c. 最後尾の足から少なくとも5メートル離れた地点まで後退して動かない。

競技規則 19 スクラム より
競技規則 19 スクラム より

「ボールを保持していないチーム」とはこの図で🔴は赤のチームですがお。
で、この図には「赤チームのスクラムハーフのオフサイドライン」というラインが....…。うーん、これはわかりにくいのですが、2本書いてありますがお。なんで2本あるのか!?
ザックリ説明すると、この図の2本の「赤チームのスクラムハーフのオフサイドライン」のうち、下側の線(----)が
a. 両足をボールの後ろ、および、スクラムのそばに置いて位置につくが、フランカーとナンバーエイトの間のスペースではない
に該当し、

上側の線(----)が、
b. オフサイドライン上の地点で、自チームの最後尾の足地点まで後退して動かないか
に該当するのですがお。
(って、この図おかしいですがお~。この図だとスクラムのセンターラインのように見える。赤チームのスクラムの最後尾の足のラインが正しいのでは????ナナメ上からみた図だからこうなっているのか?)

なかぴー加筆ですがお

いわゆる「ポンチ絵」という観点ではこういう書き方の方が目的にかなっているかと思いますがお。

で、今シーズンのリーグワンから適用される試験実施ルールではこうなりますがお👇

そして二つめ。
「ラック・モールに参加していたプレーヤーは、ラックやモールの近くにいてボールを出そうとしている相手プレーヤーにプレーしてはならない。」
これは以前からペナルティとされていたプレーでしたが、明確化されたということだと思いますがお。「近く」とは「1m以内」のことらしいですがお。

4. コンテスト(争奪)のないラインアウトでのノットストレートの許容

こちらもザ・ラグビーチャンピオンシップやオータムネーションズシリーズで適用されていました。
コンテストしている、していない、はジャンパーをリフトアップしているかしていないかで判断されるようですがお。

リーグワンとして2023-24シーズンから継続して導入する試験実施ルール

5. オフ・フィールド・レビュー(D1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用)
6. 20分レッドカード(全試合において適用)
こちらは説明は割愛させていただきますがお。5.はいわゆるバンカーシステム、6は読んでその通りですねがお。

キックオフからのフェアキャッチはアリ?

キックオフからのフェアキャッチ。WRでの試験実施ルールのひとつでしたが、リーグワン2024-25シーズンでは適用される試験実施ルールには含まれていませんねがお。

11月30日のプレシーズンマッチではこんな例がありましたがお。
江東の選手がキックオフのボールを22m内でキャッチ!
「マーーーーク!
💪
とコールしましたが...…👇

近藤雅喜レフリーはフェアキャッチを認めませんでした。
認めないというか、正確にはそのルールは適用されないので認める認めないという話ではないってことですねがお。

ということで、リーグワン2024-25シーズンではキックオフからのフェアキャッチはナシですがお。

(おまけ)🏈にもフェアキャッチがあるのですがお!

🏉ラグビーでも最近は「マーク!」とコールする以外にも腕を曲げてジェスチャーすることが多いですよね。でも🐯の知る限りではラグビーの競技規則にはフェアキャッチの際のジェスチャーは特に定められているわけではないようです。

一方、🏈アメリカンフットボールでは、NFLやNCAAなどで多少ルールがことなるようですが、フェアキャッチのルールがあります。そしてジェスチャーも決められているようですがお。キャッチする前に腕をグルグル回すのが今から私はフェアキャッチしますよ!という宣言となっているようですがお。

🏈のフェアキャッチの際のジェスチャー👇


ちなみにこんなトリックプレーも(笑)
フェアキャッチしたと思わせといて、してませんがお(おれはフェアキャッチのジェスチャーしてないぞ)、ってやつですねがお。なかなか面白いですがお。

ラグビーでも自陣にタッチダウンしたフリ作戦ってのがありますが、それに似ているかも。

以上、リーグワン2024-25シーズンで適用される試験実施ルールのおさらいでしたがお!

どんとはれ!🐯