2024年 31冊目『2023WBC侍ジャパンヘッドコーチが伝える「心」の動かし方』
世界一になった日本チームを支えた方の本です。
世界一になれた理由が詰まった1冊と帯にあります。
白井さんは、元日本ハムのコーチです
栗山監督が日本ハムで2012年日本1になった翌年、最下位になった直後、白井さんに連絡をしてコーチ就任を依頼したそうです。
白井さんは栗山さんと同い年で考え方も近いので二つ返事で受けたそうです。
栗山さんは、信じて、任せて、感謝する人だそうです。
2017年まで一緒に日本ハムをけん引しました。
そして4年がたち、白井さんは企業へのコンサルなどをしていたそうです。
2021年栗山さんから電話があったそうです。
侍ジャパンの監督になったのでサポートして欲しい。
しかし、白井さんは本業が忙しくて、躊躇したそうです。
それに対して、栗山さんは、白井さんが受けてくれないなら、自分も受けないと言ったそうです。
それくらい信用しているパートナーが白井さんという事です。
そして、白井さんはチーム・ビルディングのためにメンタル・コーチングをするのです。
これが企業のチームつくりにも役立つと思うのです。
そして書いていることが私が考えていることと類似なので、そうそうって思うのです。
例えば
セルフ・コーチングで常に自分に問いかける
⇒G-POPのPost(振り返り)
チームために頑張ることで個人も伸びる
⇒個別最適ではなく、全体最適志向
リーダーシップは誰もが持っている
⇒G-POP
化学的に検証し、指導理論を統一し、標準化させる
⇒仕組み化
関わることで自分も相手も組織も成長する
⇒関係の質を高める
心理的安全性の高い組織を作る
⇒成功循環サイクルを回す
意見を出しやすい雰囲気を作るのが中間管理職の役割
⇒成功循環モデルの第一歩
100%の答えがないからこそ話し合う
⇒KPIの要諦は関係者の対話
(多様性)若手とベテランの融合が大きな力を生む
⇒イノベーションは多様性とインクルージョン
上司の選択肢を増やすのが中間管理職の役割
⇒ヤングのアイデアの作り方
真の忠誠心とはイエスマンにならないこと
⇒関係の質の率直なコミュニケーションの重要性
コーチの役割は選手をサポートする事
⇒芸能人のマネジャー
小さな成果の延長線上に結果がある
⇒ABCD(当たり前のことを馬鹿にせずにちゃんとできる)
最高のチーム(ヤンキース)で学んだスカウティングと育成システム
⇒採用と育成の両輪
コーチたちの目標管理の仕組みを作る
⇒KPIマネジメント
怒る、教える、やらせるの三悪
⇒おこるは最悪
やる気を引き出すのがコーチの役割
⇒メンバーのWillとの接点を作る
怒るときだけの話しかけでは本音を引き出せない
⇒もめている2人は定常でミーティングしてもらう
4つの全力(準備、頭、心、身体)があるかで判断する
⇒G-POPのPre(事前準備)
目的意識が無い練習はやっても無駄
⇒本番を練習する
日常の全力が、瞬時の判断を可能にする
⇒中尾判断塾
信じるではなく、信じ続ける
⇒Going Concern
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。