良い精神状態で物事に取り組めるリーダーの条件とは？

【健全なる精神は健全なる身体に宿る】この言葉を知ってから１０年以上経過しますが、３０代半ばになってくると本当にそうだなと感じます。健全な精神とは何か？人によって様々な定義があると思いますが、僕自身が考える健全とは、【良い精神状態で物事に取り組める状態】だと思います。
良いプロダクトは、良いアイディアから生まれ、良いアイディアは良い精神状態から生まれるなと感じたことを書いていきます。

多くのリーダーを輩出している松下政経塾の研修方針に【徳知体三位一体】のなかに下記の記載があります。

時代を牽引する指導者には、豊かな感性と深い洞察力に基づく幅広い知見とともに、力強く物事を実行していくための健全な肉体が求められる。しかし、すべての前提となるものは、真に人々の幸せを願って行動する人間性である。よって、松下政経塾では、徳育に重点を置きながら知育・体育を行う徳知体三位一体の研修を行う。（参照：松下政経塾　研修方針）

研修方針｜松下政経塾

３０歳を越えてくると経験によるインプットと、実践によるアウトプット　の場は数多くありますが、その根幹となる体力がつい蔑ろになってしまいます。特に３０代を越えてからは、２０代と同じ運動を行なっても体重が落ちなかったり、体力が付かなかったりと今まで以上に、身体のケアをしていかないといけません。つまり、徳と知力を積んでいくためには、その土台となる身体が資本になります。

グローバル企業のヘッドハンター達は、管理職になる人材を探す際に、自分の身体を管理できない人間が、他人を管理できることができないという見方をされるそうです。健全な肉体を持つということは、健康面での自身だけの問題ではなく、組織やチームを牽引していくためのリーダーの条件の１つになっているのです。

高校生の時には身長は今と同じ１８０センチ、体重は５９キロと、どれだけ食べても太らないと母親に心配されていましたが、直近３年で最高９２キロまで育ったことがありました（笑）これはまずいと、２ヶ月前から運動をはじめました。それが【ビリーズブートキャンプ】です。（懐かしい笑）
大学時代に、週６で半年間行なった時に２０キロ身体を絞ることができた経験を思い出し、１０年ぶりに行なってみましたが、これがまたキツい。

体重は少しずつ減っていますが、何よりメンタリティが良い状態で保たれてるなと実感します。本業のみならず、業界青年部の部会長としてのビジョンや、青年会議所の事業、将来の為のインプットなど、身体が良い状態でいると、下記のような良い精神状態を実感しています。

・物事をポジティブに考える事ができる
・集中力が上がる
・思考の視野が広がる

良い仕事が出来ている時は、想像力の深さが違います。取り組んでいる様々なプロダクトに対して、どうやったらうまくいくのか、誰が喜んでくれるのか、どうやったら人が幸せになるのか、どこまで影響を広げる事ができるのかなど、取り組んでいるプロダクトが【こなしていく作業】ではなく【価値ある事業】へと、バージョンアップしているなと感じます。

いまは、来月行われる【おおたけスマイル文化祭】に向けて、資料作りが佳境に入っている為、忙しい時こそ身体を鍛えなければと思います。週３〜４回ほどやっていますが、寝る前に歯を磨かないと気持ち悪いように、運動しないと、どこか身体が気持ち悪いなと感じるぐらい、習慣化されつつあり、良い傾向になっています。

これやったらあの人喜んでくれそうだなとか、ここ頑張ったらあの人嬉しいだろうなという、周囲の方達の為に自分が役に立てるのではないかという欲求は、良い精神状態でないと生まれません。

前にもご紹介したキングコングの西野さんの伝説の近畿大学卒業生へのスピーチにも触れていますが、

コミュニケーションの本質とは、これやったらあの人喜んでくれるだろうな、これ言ったらあの人嬉しいだろうなという空気を読む力、事前に相手が欲しいものを察知する力を身に付けていくことが大切だと話されています。

メンタリティに余裕がないと、物事を考える範囲が自身を中心とした狭い視野に囚われます。魅力的なリーダーは、心に余裕を持つ努力をしています。

【健全なる精神は健全なる身体に宿る】は、魅力的なリーダーになる条件の１つなのかもしれません。

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