サウナレビュー④ なにわ健康ランド 湯~トピア(東大阪市)
大阪サウナの雄、なに健は個人的大阪サウナシュランNo.1の施設である。昔ながらのサウナ施設でありながら進化を続けていて、クオリティの高さが抜きんでている。
評価:★★★★★
高温サウナ
こちらがスタンダードな高温サウナ・・ではない。100℃を超える超高温ゾーンがあるかと思えば、寝転びサウナに独り瞑想サウナルームまでもが一つのサ室内に取り揃えられているというのだから驚きである。
ししおどしオートロウリュもパワーアップしていてたっぷりの蒸気で蒸されることができる。いわゆる大箱サウナもなに健にかかればこのような圧倒的な存在感を示す唯一無二のサウナへと変貌を遂げてしまうのが恐ろしい。
百聞は一見に如かずと言うが、正にこのサウナは上記のレビューだけでは想像が難しい部類かもしれない。ぜひともあなた自身の身体で体験してほしい。
セルフロウリュメディテーションサウナーSMS-
一番好みのサウナである。照明が暗めのしっとり系サウナである。いわゆるがっつりメディテーションというよりも熱もしっかり感じられるサウナ体験に集中できるタイプのサウナとなっている。
リニューアル後はストーブがセンターに設置されており、ロウリュの熱が万遍なく行き渡る構造で申し分なし。さらにロウリュ後に室内の空気を攪拌できるオートアウフグースボタンまで用意されているのだから至れり尽くせりである。
シンプルなととのいを目指すならこのサウナでサイクルを回すのが良いかもしれない。こちらも体験してみればわかるが、身体への熱の入り方のバランスというか塩梅が絶妙なのだ。
苦しさを感じないが、しっかりと蒸されることができ、サウナ後の水風呂と外気浴がめちゃくちゃ“美味しく”味わえる最高のセッティングとなっていて、皆がなに健に通い詰める最大のモチベーションとなっていると言っても過言ではないだろう。
森サウナ
ウィスキングサービスで利用するサウナ。最も低温でゆったりと入るタイプのサウナとなっている。ウィスキングをしていない時間帯のみ通常利用可能なので少し特別感があるかもしれない。
スチームタイプのサウナということもあり、他の二つのサウナとは趣が違うサウナとなっているため、若干の戸惑いを覚える人もいるかもしれない。
だが、その名の通りガッツリとサウナ施設の室内でありながら森を感じられるサウナとなっているので、雰囲気は最高だと感じられるだろう。
ととのいスペース
この施設のセールスポイントといえばととのいスペースである。ゼログラビティチェアを初めとする座り心地の良い椅子が外気浴スペースにしっかりと用意されている。
さらに内気浴スペースには大型の畳スペースが用意されており、扇風機が用意されているので、外気浴スペースが混雑している場合でもしっかりと横になってととのうことができる幸せ。
総評
さらに、この施設は飲食スペースも忘れてはいけない。ちりとり鍋にオロポの組み合わせは完全に優勝である。もちろん酒を飲むにも最高なツマミが用意されていて宴会も可能だ。
カップルで訪れてそれぞれサウナを楽しんだ後は二人でしっぽり飲むも良し、友人同士で訪れてサウナも飲食も一緒に楽しむのも良し、一人で訪れてサウナ~サ飯までこの世の全ての怠惰な欲望を施設内で全て完結させるも良し、のサウナ版三方良しのワンダーランドである。
市内から程近いところにあるにも関わらず、全てにおいてハイクオリティなサウナ施設で、しかも歴史ある施設なのにそれに胡坐を掻かず、リニューアルなどの改善を続けている点が素晴らしい。
大阪にはこういったいわゆる昔ながらのレジャービル型のサウナ施設がいくつかあったのだが、その走りともいえるニュージャパンも難波は閉店してしまい悲しい限り。
なにわ健康ランド 湯~トピアはこれからも末永く愛される施設として繁栄してほしいものだ。トップ画像でもわかると思うが自転車で訪れている地元民の多いことが、地域に愛される施設である証明であろう。