【コロナ】都市で把握し、感染者発生企業・機関で傾向を知る
<都市で把握する>東京都福祉保健局は、毎日18~19時前後に届出保健所別の数字を更新しています。
東京都福祉保健局/https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/todokedehcyouseisya.html
3月12日の東京都の新規陽性者は304人。その分布をみれば23区と多摩地域30市町村では傾向も違います。23区と八王子市、町田市の保健所は23区2市の管轄で、多摩小平、多摩府中、多摩立川、南多摩、西多摩、島嶼の6地域は東京都の管轄。感染者数の増減は東京都と23区2市の対応に温度差があることも影響していると思われます。
3月以降、東京以外の46道府県で、2桁の感染者が確認されることが多い地域は、札幌市、仙台市、千葉市、船橋市、市川市、松戸市、横浜市、川崎市、相模原市、さいたま市、名古屋市、大阪市、神戸市の13市。いずれも尾身先生が指摘した「匿名性」のある大都市またはその隣接地域で、感染者がなかなか減りません。同程度の大都市でも新潟市(79万)、静岡市(70万)、浜松市(79万)、京都市(145万)、堺市(82万)、岡山市(74万)、広島市(120万)、福岡市(160万)、熊本市(72万)などでは比較的感染者は少なく、これらの都市の対策を参考にしたほうがいいでしょう。
<感染者発生企業・機関で傾向を知る>多摩と周辺地域の陽性者の発生情報を個別に確認してまとめているサイトがあり、感染場所の傾向を知る参考になります。
多摩コロナ情報/https://tamacat22.hatenadiary.jp/
都の発表の通り、「施設内」の感染である医療機関、高齢者施設、「家庭内」の感染と推測される学校機関の発表が目立ちます。一方、小売店舗、飲食店、ホテルなどの対面サービス業の発表も多く、これらは「職場内」か「経路不明」に該当している可能性があります。1m以上15分未満であっても屋内でマスク未着用のまま会話する人に近寄ることは、引き続き回避したほうがいいかもしれません。