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vol. 24(2019/12/9)平和の森公園住民訴訟却下/公園遊具意見募集中/総合体育館にネーミングライツ/中野区公園再整備基本方針策定へ

▽平和の森公園住民訴訟却下

 平和の森公園(中野区新井)の木を大量伐採しスポーツ公園化する中野区の工事(2020年1月完成予定)が公園の価値を減少させたことの確認を求めた住民訴訟で、東京地裁は12月4日、訴えを却下した。

この件のまとめ→ https://togetter.com/li/1397584

▽公園遊具の意見募集

 中野区は12月3日から17日まで50公園の70遊具の更新について意見募集中。現地で意見聴取するほかメールなどで意見を送れる。(ただし4日からシステムトラブルで週末までの時点でホームページ閲覧、メール送信ともできない状態)
この件のまとめ→ https://togetter.com/li/1438645

▽中野区立総合体育館にネーミングライツ

 平和の森公園で建設中の中野区立総合体育館(オリパラ卓球公式練習場)に、区はネーミングライツを導入すると区議会に報告した。いながきじゅん子区議(無所属)によると総合体育館では23区で初めて。つまらないことで1番にならなくていいのに。

▽中野区公園再整備基本方針策定へ

 中野区は公園再整備基本方針を策定するらしい。公園再整備基本方針策定業務委託の指名競争入札を11月22日実施し、応用技術株式会社(大阪市)が426万円で落札した。

▽今週の予定

12/10(火)10:00中野区議会議会運営委員会
12/10(火)13:00中野区議会本会議(議案等議決)
12/11(水)19:00区長タウンミーティング「2020年度予算で検討中の主な取り組み(案)」予算について区長に直接質問できる。中野区役所
12/13(金)10:00教育委員会定例会。中野区役所
12/14(土)14:00中野区保育の質ガイドライン(案)意見交換会。南部すこやか福祉センター
12/15(日)10:00平和の森公園「守る会」トーク会(住民訴訟判決を受けて)野方区民活動センター
https://nakanocitizens.hatenablog.com/entry/calendar

▽平和の森公園第2工区工事現況

【300mトラック黒ゴムチップ舗装進む】300メートル陸上トラックと100メートル走路の黒ゴムチップ舗装が進んだ。黒ゴムチップ舗装のあと緑ゴムチップ舗装して仕上げ。
【やり直しコンクリ滑り台工事進む】12月2日、やり直しコンクリート滑り台の麓に資材置場のテント出現。12月5-6日、コンクリ滑り台に人造石研ぎ出し仕上げをするための目印としてプラ板、木片、水糸が粘土で固定された。今度は経験ある職人が加わったのだろうか。

【築山のEPSブロックようやく片付け】破壊した築山から撤去したあと6月5日から半年間近くに野積み放置されていたEPSブロックが12月2-6日ようやく片付けられた。
【じゃぶじゃぶ池とあずまや工事進む】12月3日、未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地に土。12月4-5日、じゃぶじゃぶ池配管工事。12月6日、じゃぶじゃぶ池に捨てコンクリートが打たれた。12月7日、じゃぶじゃぶ池隣のあずまや-3に型枠設置。
【その他】12月6日、快工房のアスレチック遊具設置。

*これまでの工事(以下長いので注意)*
【300メートルトラック】8月30日の説明会での細野公園緑地課長の発言によると走路は "緑ゴムチップウレタン" 舗装。工事請負共同企業体(JV)の住友林業緑化によると施工は9-12月。
 内周にぐるりとU字溝を設置(雨水排水設備工)、U字溝には緑のゴム蓋。U字溝から下水道(合流式)に直結する雨水排水管も設置。
 トラック内側に8月21日からフレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ、容量約1トン)が数十個置かれ、9月18日から数個ずつ中身の白い粉がトラック内側の土に混ぜ込まれた。この粉は実施設計報告書に記載なく不明。11月中旬までに混ぜ終わり。
 300メートルトラック走路と100メートル走路は9月24日から平らに整地されたあと、10月8日から灰色の砕石敷き固め開始。支障トップライト閉塞完了後、11月19日走路に砕石敷き終わり。11月20日砕石上にアスファルトフィニッシャが置かれたと思ったら、11月21日に300メートルトラック走路部分と100メートル走路のアスファルト敷設が1日で完了。11月29日走路に黒色ゴムチップ舗装が始まった。このあと黒ゴムチップ10mmを敷いた表面に緑色ゴムチップを塗り、線や数字を描き仕上げして完成。
【草地広場トップライト】平和の森公園には地下下水道処理施設に外光を確保するためのトップライト(天窓)が多数あり、一部が300メートル陸上トラックや園路の支障となる位置にあった。
 トップライト閉塞について細野課長は8月30日の説明会で”上からは何もやっていないように見えるが下で足場を組む準備をしている”としていた。東京都下水道局と合意したやり方で閉塞すると2カ月はかかるはずだったが、そのやり方では閉塞されなかった。
 トップライト閉塞の手順は、鉄筋を配置→コンクリ打設→プライマー→アスファルト→押えコンを打つ→埋戻し。
 300メートル陸上トラックの走路支障トップライトを含む、元草地広場西側に6個並んだトップライトは、10月2日と3日に全て破壊された。
 10月8-10日、300メートルトラック支障エリアと元草地広場西側のトップライト計10カ所が埋め戻された。
 一方、トラック走路上とは別の、元草地広場西側トップライト1カ所の閉塞工事は9月27日再開、同日、黒いアスファルトが四角い部分(以前破壊されたトップライトの穴)を埋め、28日その上に白いコーティングがされ、10月4日からアスファルトが流された。これは東京都下水道局と合意し中野区議会で7月に予算増額が認められた工法と違う。
 10月23日、300m陸上トラック建設の支障となっていた青壁東側に6個並んだトップライトが手抜き工法でコンクリートを打設された。
 10月前半に元草地広場の300メートル陸上トラック、地下下水道処理施設トップライト、トラック西側の擁壁、築山撤去跡のコンクリート滑り台、壁泉階段などの工事が急速に進行した。
 10月17日、300メートルトラック西側の支障トップライト(下水道局との合意と異なる手抜き工事で閉塞、埋め戻し)の上にU字溝(雨水排水用)が設置された。
 10月21日、コンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻されたコンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻された。
 11月11日、中野水再生センターの青壁左の300m陸上トラック建設支障トップライトが、手抜き工法のまま押えコンクリートが打たれ防水工事が完成した。これで元草地広場のトップライトは閉塞完了した。
 11月14日、300m陸上トラック建設の支障だった青壁左のトップライトが埋め戻され、U字溝が設置された。
【未開園区域トップライト】未開園区域のトップライトは手抜き工事ののち10月16日にコンクリートで閉塞、18日に周囲の押さえコンクリが30センチほど斫(はつ)られた。10月30日、未開園区域のトップライトの防水工事が始まった。10/16コンクリで閉塞したばかりだが、下水道局と合意した通りに高炉コンクリートを使ったのであればそんなに早く乾くだろうか。
 11月7日に未開園区域のトップライト(手抜き工法でコンクリ打設済み)にプライマーが塗られた。11月14日、未開園区域のトップライトに押えコンクリートが打たれ、手抜き工法による閉塞が完成。11月18日、未開園区域の手抜き工法で閉塞が完了したトップライトのうち、作業員詰所の前の1カ所が埋戻された。
【コンクリ滑り台】小さい子たちの遊び場だった築山を潰した跡にコンクリート製滑り台が建設中。築山を撤去した跡に発泡スチロールを積んでまた土を盛り、一部下地のコンクリートを打ったあと、8月の炎天下に作業員がスコップで手作業で溝を掘って遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)を設置。9月初め遣り形撤去、17日に再び遣り形を設置した。危険だとして反対が強かった急斜面は9月26日に作られた。その後少しずつコンクリートが流され、10月中旬までに滑り台下辺までコンクリに覆われた。
 11月11日、コンクリート滑り台の上部が削られた。11月12日コンクリ大部分撤去。
 11月14日、やり直し工事開始。麓に金属棒と黄テープで遣り形設置。11月20日から再びコンクリを敷き始め、11月22日斜面下までコンクリートが流された。11月30日までに滑り台部分全体と麓の部分まで下地コンクリが流された。
 2月2日、やり直しコンクリート滑り台の麓に資材置場のテント出現。12月5-6日、コンクリ滑り台に人造石研ぎ出し仕上げをするための目印としてプラ板、木片、水糸が粘土で固定された。今度は経験ある職人が加わったのだろうか。
破壊した築山から撤去したあと6月5日から半年間近くに野積み放置されていたEPSブロックが12月2-6日ようやく片付けられた。
【園路など】手抜き工法で閉塞されたトップライトを埋めた上(300メートルトラック西側の擁壁の西)の新園路の皿形側溝が設置され、園路の工事が進んでいる。11月12日、元草地広場西側でサークルベンチ2カ所とパーゴラ(あずまや)に敷いてあった煉瓦風舗装が撤去された。
 元草地広場南東角付近(体育館の近く)でも新園路建設。11月14日、体育館との境で発泡スチロールの埋設が進んだ。11月16日、9/9の台風以来青壁左に野積みだった”燃える可能性がある”発泡スチロールが体育館との境の新園路に埋設設置。
【壁泉】東京都下水道局中野水再生センター青壁前の "壁泉" は9月13日、舗装開始。9月28日に階段を作る工事開始、10月10日階段完成。壁泉は “水とみどりの避難場所” を実現するための水をこの公園に注ぎ込むはずだったが、ついに稼働することはなかった。“再整備” 実施設計報告書によると、ラジオ体操お手本などの “ステージ” に変えられる。
【じゃぶじゃぶ池】未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地周辺は、9月10日、除草のあと11-12日、土が除けられ地下下水道処理施設の覆蓋が露出。
 12月3日、未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地に土。12月4-5日、じゃぶじゃぶ池配管工事。12月6日、じゃぶじゃぶ池に捨てコンクリートが打たれた。
【園内灯、BBQ場、入口12等】8月下旬、園内灯を元草地広場と園路付近に設置、元草地広場の北西でバーベキューサイト着工、公園南西部の”入口12“工事開始、公園南西部の児童遊具着工、300メートルトラック西側の擁壁着工。公園南西部には快工房(埼玉県川口市)の複合遊具とトークチューブ(もしもし遊具)、砂場が設置。11月26日、バーベキューサイトに「洗い場」設置。11月29日、未開園区域で「あずまや-3」着工、時計塔も11月29日設置。12月7日、あずまや-3に型枠設置。
 12月6日、快工房のアスレチック遊具設置。
【樹木伐採、発泡スチロール埋設】トラック工事支障木など樹木1万2000本伐採は3月に完了。トラック工事のための元草地広場への1億円の"燃える可能性がある" (by豊川前都市基盤部長) 発泡スチロール埋設もほぼ済み。10月10日、元草地広場の野積み発泡スチロールに赤い逆三角の印がついたロープが張られた。

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