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いつか
もう二度と自分には訪れないと思っていたことと出会えたとき、
きょうまでの自分に「それでよかったんだよ」「ほんとうによくがんばったね」と、
ぽんぽんとやさしく肩をたたくような言葉が届いた気がして空を見上げた。
あたたまった心に手をあてて、雲をみつめながら、
きょうのこの気持ちをわたしはきっとずっと忘れない、と心のなかで繰り返す。
積み重ねていく日々が増えていくほどに
もう二度と戻ることができない場所があることを知ることになる。
それは、とても悲しいことのように思えるけれど、決してそれだけではないのだと、
いつか思えるときがくるのも確かなことのようだ。
いまできることと丁寧に懸命に向き合うこと。
覚悟を決めて前に進むこと。
諦めるくらいなら信じてみること。
そんなふうにいちにち、いちにち、を積み重ねていく日々が、心の支えになっていく。
思うようにいかないこと、もどかしいこと、自分の不甲斐なさに情けなくなること、どうしようもない現状に泣きたくなること。
いろいろあるけど、まるっと背負って歩いてみようとおもう。