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高齢出産だとどれ位の確率で境界知能の子が生まれるのかという事が不明なのはかなりまずいのではという記事

【2024年3月21日】 
 23時01分。 
 Togetterでこういう記事を見つけた。

 カードリンク出るんだエンターだけで。noteって凄い。
 さて多分誰もリンク踏まないだろうから雑に説明すると『「最強付与術氏の成長革命」という作品の作者である月ノみんと先生が「時給1000円じゃ雇う側が雇われる側を人間扱いしていないに等しいので、雇う側はアルバイト従業員が挨拶も敬語も無しだったとしてもバイトテロしない限り文句言うな。」と発言した。』というまとめだ。ただし月ノ先生はそのすぐ後に『自分は敬語も挨拶もする。』と述べている。
 これからわかるように月ノ先生は自覚のある人物である。自我のある人物と言えば良いか。こういう人物は『時給1000円しか払っていないのだから。』という理由を認識している。つまり、因果関係を理解しているのだ。
 であるならば月ノ先生が仮に作家業から退きアルバイト等の非正規雇用の身に落ちたとしても余程追い詰められない限り馬鹿な事はしないだろう。だってそんな状況で雇用する側にとって気に入らない言動をすれば『じゃあ君クビね。』になって路頭に迷うからだ。因果関係を理解出来るというのはそういう状況も理解出来るという事だ。
 では理解出来ない場合はどうなるのか、というとバイトテロである。いや因果関係を理解してもやる奴はやるだろうけどさ。なので正確には『理解』ではなく別の単語を使うべきだろうが他に思いつかないので『理解』で通そう。
 そういう訳で因果関係を理解出来る『知能』の持ち主は有用な人材である。のだが、今後はそれが間違いなく減少する。だって晩婚化が進んでいるもんね。
 少子高齢化も勿論人材不足の原因ではあるのだが、多分それだけでは済まないのが晩婚化、による高齢出産。女性が30歳を過ぎてから出産すると障害児が生まれる確率が跳ね上がるというあれ。正確には35歳かららしいが。

引用元:https://diamond.jp/articles/-/330783

 思ったんだけどこれって障害児が生まれる確率だよね。じゃあ境界知能の子は。
 境界知能というのは知的障害を持たないいわゆる健常者の中でぎりぎり知的障害者にならない位の知能、及びその知能を持つ人。
 私が前々から怖いなって思っているのがこの境界知能の出生率。
 母親の出産年齢が上がれば上がる程障害を持つ子が生まれやすくなるというのは散々あちこちで喧伝されているから皆も知っているだろう。じゃあ境界知能の子の生まれる確率は。
 私が探した結果、母親の年齢と境界知能の子が生まれる確率のグラフは見つからなかった。見つけられなかっただけで既にある可能性を否定出来ないが、仮にそのグラフが未だ存在しないという想定で話を進める。
 何故存在しないのかと考えると、定義上は健常者扱いだからじゃないかな。要するにマスクデータだ。これの何がまずいのかという『ほら35歳以上で出産するとお子さんが障害を持ち易くなりますよ。34歳まで出産すれば健常者のお子さんが生まれやすいですよ。」という文言をそのまま読んではいけないのだ。
『34歳までは健常者が生まれやすい。』
『35歳からは障害児が生まれやすい。』
 こういう風にわけられたら誰だって34歳までがセーフラインだと思うだろう。だが、多分だけど34歳も危ないのだ。だってそうだろう。母親の出産年齢が高くなるにつれて障害児が生まれる確率も高くなるなら、境界知能の子だって生まれやすくなると考えるのが妥当のはずだ。そして境界知能が健常者に含められる事でその出生率が不可視化するのであれば『健常者と障害児の二つしか存在せず34歳まで出産すればセーフなんだね。』と解釈する人が多発しても不思議ではない。人間は単純化が好きな生き物だからな。
 『でも境界知能って言っても所詮は健常者でしょ。じゃあ大丈夫なんじゃ。』と言いたくなるのはわかるが待て待て待て。

 就職活動中の女性が空港で自分が出産した新生児を殺害した後空港内のカフェで飲食していたという恐ろしい事件の記事だ。自分の子供を殺したらどういう結末が待っているのかという因果関係どころかそもそも子殺しについて何も理解していないかのような凶行だ。
 これが境界知能である。無論全ての境界知能が全員こうだとは言わないけれどもこういう事件を引き起こす確率はやはり非境界知能と言うべき他の健常者達と比較して高くなる。
 境界知能が生まれる確率に戻るが、知的障害者と認定されず、定義上は健常者扱いされるのだから障害児が生まれやすくなる35歳より前に境界知能が生まれる確率が跳ね上がる線が引かれると考えるのが妥当だ。だがその線が不可視化されているのが現状であり、なんとも言えない。

 当時これ叩いてた人達に今高齢出産が問題になってますけどどう思いますかと質問したい。多分『私が気に入らなかったのは腐るという過度な表現だけであって。』とか言い逃れされるだろうけど、それ位危機感を持って欲しかったという倖田來未さんの大意を汲み取れば良かったのではなかろうか。

 東尾理子さんが第一子を出産したのが2012年で36歳。そして倖田來未さんの『羊水腐る』発言は2008年でその時は東尾理子さんは32歳。
 倖田來未さんの発言が叩かれていなかったら32歳の東尾理子さんの所にまで届いて出産に苦労せずに済んだのだろうか。
 一応東尾さんの名誉の為に言っておくが彼女の子は障害を持ってはいないっぽい。噂程度では広まっていたようだが実際には健康だったようだ。ただし上に貼った記事にもあるようにかなり苦労したらしいし妊娠中はダウン症が生まれる可能性を告げられたらしい。
 とにかく(定義上の)障害児を産まないのが目的ならば34歳をセーフラインにすれば良いだろうが境界知能も産みたくないのであれば余裕を持って30歳位までに産んだら良いのではなかろうか。
 要するに、健康な子供が欲しいのであれば早く結婚して早く出産しろ。以上だ。

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