ダースモールに一目惚れした【スターウォーズ・ファントムメノス】
スターウォーズのエピソード1
後にダースベイダーとなる、アナキン・スカイウォーカーの最初のお話。
(アナキンを演じている子役がものすごく可愛い。あれでショタコンに目覚める人がいるんじゃないか。)
戦争あり、レースあり、美男美女ありの盛りだくさんの映画なのに、なぜかスターウォーズのエピソードの中で一番人気がなくて悲しい。
(最近最終章であるスカイウォーカーの夜明けがやっていたが、あれがもしかしたらファントムメナスよりも人気が低いかもって言ったところだ。。)
でも、シリーズ屈指の強キャラで人気の高いダースモールが初めて出た作品でもある。
最初、彼が出たとき自分は一目惚れをした。あの中二病心をくすぐるデザインはたまらない。赤と黒でまとまった配色は最高だ。
それにダースモールを演じているのはもともと役者ではなく、スタントマンである。スタントのシーンとか戦うシーンを撮るために来ていたのだが、特殊メイクをした姿をルーカス監督が気に入りそのまま役を得たらしい。
それだからか、ダースモールがしゃべる場面はあまりない。
だからこそより彼の存在感だったり、強者感を出せていると思う。べらべら御託を並べる悪役より、言葉数の少ないものの方が魅了される。
男は背中で語れとは言わないが、悪役も純粋な強さで語ってほしいものがある。そういうものが彼、ダースモールにはある。
お気に入りシーン
好きなシーンは多いが、やっぱりダブルブレード・ライトセイバーを出すシーンだろう。
正直ダースベイダーよりも好きだ。デザインがかっこよすぎる。
宿敵となる、オビ=ワン・ケノービとの初対決である。
言葉を交わすこともなく、戦いが始まるのもお互いの戦士としての風格が出ていていい。
ライトセーバーを出してから、対峙している数秒間のシーン。お互いの顔のアップが移るのだがやっぱりダースモールはイケメンだ。
最近の映画のアクションシーンはアップが多く、全身が移るように引いているような絵があまりない気がする。ごちゃごちゃしていて正直何をしているのか映像で分からない映画作品も多い。
ファントムメナスではそういうことがない。特に最後の見せ場であるダースモールとの対決では、ずっと三人がどういう動きで戦っているのかが分かる。
ワイヤーアクションも多く、5分もないアクションで印象に残る見ごたえのあるシーンが出来上がっている。
ダースモールが二人のライトセイバーを交わしつつ、華麗に回転したり跳ねたりしてよける演技はなかなか今の映画だと観れないんじゃないかな。
観ていて思うことだが、全体的にオリエンタルだけど和風な要素を感じられる。自分がこの作品を好きなのはそこもあるのだろう。
ダースモールのアクションとメイクはどことなく歌舞伎を連想させるところがあるし。
ちなみにダースモールは最後にオビ=ワンの手によって、真っ二つにされるのだが死んでいないらしい。ゴキブリ並みの生命力だ。
CGアニメの方でその後の話が描かれているのだが、あまりCGのダースモールは見た目が好きにならないので観ていない。
ファントムメナスではダースモール以外にも人外で、ジャージャービンクスなどデザインのいいクリーチャーが多い。
クリーチャー好きにはぜひ観てもらいたいな。
他にも魅力の多い映画ではあるが今回は好きなヴィランについてだけ紹介して終わりとする。
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