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Ich bin…

私は、自分が死ぬほどカッコ悪いと思った。

君の活躍を見て、嬉しくて、寂しくて、当時を思い出して、

当時、今よりもっとずっと青かった私は、何も見えていなかった。頭も固くて視野も狭かった私は、自分のいる医学の世界と比べて彼らの世界が華やかで羨ましくて仕方がなかった。勿論、彼らのとてつもない愛とそれゆえに注ぎ続ける熱量が半端じゃないってことも知ってるつもりで、そう思っていた。私は阿保だった。

今でも変わらないかっこよさと、あの時よりずっと成長した姿に言葉を失い、でも、それは驚きではなく、なぜって彼の活躍は私にとっては当然と思えるほど彼の魅力をあの時からずっと感じていたから、ただただ心打たれて鳥肌がたっただけ。自分が今カッコ悪くて恥ずかしいことを言っている自覚はあるけれど、本当のことだから。賢い君のことだから、きっと覚えているはず。私の幾つかの言葉も、そこに込められた期待も。

君の作品は、たまに目に飛び込んでくる。そのたびに、自分が当時どれだけ未熟だったか、そして今でもどれほど未熟なのかを再認識させられる。君は素敵だ。でも、今の私にはもう自分と他人を比べて嘆くような青臭さはなくて、ただただ君に感動している。あの短い時間なんて人生の中の1ページにも満たないと思うけど、私は君の心に触れたことが一度でもあるのだと、例えそれが思い込みだとしても、私は、静かに心を震わせる。あの頃君に注いだ全ての想いを否定はしない、ただし今の私はもう別人。君も私も別人。君のことは知らない。会ったこともない。


私は私を恥じない。自分の形を作り出し、日々を前向きに紡ぎ出して生きている。変わらず子供であると言う自覚はあるけれど、自己否定の材料にはならない。誰も気にしない。楽しく生きたい。

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