「面倒臭い」ばかり言っている人
こんなお話を結構聞くのです。
「私は、しょっちゅう面倒臭いと思ってしまって、ダメだなあと思います」
「ちょっとしたことでも、面倒臭いと思ってしまうことが、多いんです」
など。
はい、とても分かります。私も面倒臭がりな面がとてもあります。。
で、「面倒臭い」と思う人の心理って、やはりこれも一つの原因ではなくて、人それぞれに、心の奥には色んな原因や心の動きがあります。
そのような中で、私が関わってる人達(クライアントさん達や講座受講生さん達、そしてブログの読者さん達もそうかもしれない…。)に、わりと多いんだろうなあと思うことについて、今日は書こうと思います。
「面倒臭いと頻繁に思ってしまう」、「すぐに面倒臭いとなる」ことの原因の一つには、あなたが”他人の面倒見すぎだから”という場合があります。
面倒臭いと言ってる人って、本当にただの怠け者とかいい加減とか甘えているだけという側面が強い人もいるかもしれませんが、、そんな人ばかりではありません。
なので、面倒臭いばかり言っている人全員を「嫌な人」「性格悪い人」とかって、思わないで下さいね。ご自身のことも責める必要ないかもしれません。多分、ほとんどの場合、そう。
私がよく関わっている人達(クライアントさん達や講座受講生さん達、そしてこのブログの読者さん達もそうかもしれない…。)の場合、おそらくかなりの高確率で、「他人の面倒見すぎ」のためになんでもすぐに面倒臭い、となってしまう人は多いんじゃないかなあと思います。
ちなみに、「他人の面倒見すぎ」というのは、実際の行動面に現れていても、現れていなくても、です。
そして、現在はそんなことない(そのような状況に居ることが少ない)としても、過去にそうだった場合も含まれます。
つまり、”心理的に”他人の気持ちの面倒を見すぎ ということです。
あなたは、どうでうすか?
ちょっと自分を振り返って見て下さい。
他人のことばかりをやっていたら、人は本当はすごく疲れますし、実はとってもストレスがかかっています。
気づかぬうちに。
そう、気づいていない人もほんと多いのです。
(*これはクライアントさんがとかじゃなくて、一般的にです)
気づかぬうちに、自分のことより、他人の方へ意識が向いていて、合わせたり、我慢したり、水面下で気を遣ったり調整したりして、、気持ちの面倒を見てしまっている・・・
こんなふうになってると、ご本人は自覚していなくても、心に沢山の負の感情が蓄積されていっています。ストレスが蓄積していっています。
だから、ささいなことでもすぐに「面倒臭い」となるのです。
いつも頑張りすぎているから、他人のことで。
ちなみに、もしも”自分のことで”頑張りすぎているのなら、それはまあ、ある意味、まっすぐ頑張ってるってことですから、それなら、そこまでしんどい変なストレスにはなっていないと思います。正当なまっとうなストレスというか。
というわけで、、
もしもあなたが、「自分は、すぐに面倒臭いと思ってしまう」と、自分を責めていたのなら、自分を責める必要はないのです。
そして、上記のようなことが起きているのなら、あなたに必要なことは「他人の面倒を見すぎることを辞める」ということなのです。
「他人の面倒を見すぎる」というのは、長年の心の癖、つまり、自分の中では当たり前の心の動きになって居る人も多いです。
なので、まずは気づくことって、とても大切。そして、気づけたら、意識してみる。面倒見すぎないように。
もしも、意識しようにもうまくできない場合は、カウンセリング等で専門家と一緒に、根本原因を取り除いたり、一緒に体験や体感をしながら練習すると、より近道だと思います。
人は、「まずは自分のことを大切にすることが、必須」。それが十分できたら、その次に余力で他人にも与えたらいいのです。
そうすれば、本当の意味で他人を大切にできるのです。
他人を優先しすぎで、しんどくなりがちな人にとっては、この言葉は忘れないでほしいなと思います。