ハーフパイプへの入り方(入る時のルール)
ハーフパイプに入ってみたいけど入り方が分からない、周りにルールを知ってる人もいない人向け。
では早速解説していきます。
ルールはざっくり以下の通り
・列に並ぶ
・入る意思を示してから一人ずつ入る
・前の人を追い越さない
・転んだら直ぐに起き上がって滑り出す
ではこれをもう少し詳しく解説していきます。
・列に並ぶ
例えば、こんな風に3列に並んでいる場合。
↑ゲレンデ下部(谷側)
| | ↑
| パ | 下
| イ | り
| プ | る
| | 方
| | 向
● ● ●←並んでる人達
● ● ●
● ● ●
↓ゲレンデ上部(山側)
どこでもいいので並びましょう。
これを読んでる人はパイプ初心者だと思うので、真ん中に並ぶのがオススメです。
↑ゲレンデ下部(谷側)
| | ↑
| パ | 下
| イ | り
| プ | る
| | 方
| | 向
● ● ●←並んでる人達
● ● ●
● ● ●
○ ←あなた
↓ゲレンデ上部(山側)
パイプに入る順番は特に決まっておらず、
左→真ん中→右かもしれないし、
右→真ん中→左かもしれない。
その時その時で変わるので流れを観察しましょう。
人が少なければ2列になることもあります。
親切なゲレンデでは列の先頭に1、2、3と書いた看板が刺さってるところもあります。
左または右から入る人が多いので、並ぶ列の長さはまちまちで、真ん中に並ぶと後から並んだのに左右の人より先に入ることになることも。
真ん中に並んで左から入る、というのもアリです。
↑ゲレンデ下部(谷側)
| | ↑
| パ | 下
| イ | り
| プ | る
| | 方
| | 向
● ○ ●←並んでる人達
● ●
● ●
● ●
↓ゲレンデ上部(山側)
○が後から並んだ人です。
こういう状況でも真ん中に並んでOKだと思います。
ドロップインが出来ない人もいるので。
例外として、小さめのパイプの場合、左右どちらかに並んで、自分の番になったら真ん中に移動してから入る流れになることもあります。
これは並んでる人が少ない時に見られる流れです。
このあたりもよく観察してみてください。
正直、明確なルールとして確立していないマナーレベルの認識です。
・入る意思を示してから一人ずつ入る
自分の番になったら手を挙げます。
他に並んでいる人に、「私、入ります!」という意思を示しましょう。
そして周りを良く見て、他に入ろうとしている人がいないか確認してください。
もし、同じく手を挙げてる人がいたら「どうぞどうぞ」のジェスチャーで譲るか、逆に譲ってくれたら入ってください。
順番待ちしてるのに何故ここまで気をつけないといけないかというと、時々ルールを知らない人が順番を抜かしてパイプ内に入ってくることがあるからです。
また、慣れてる人が自分の番だと思い込んで周りを確認せずにパイプに入って、同じく周りを確認せずに入って来た人とぶつかりそうになる人もいます。
これだとスピードが付いている上にぶつかる寸前まで気がつきにくく、脳震盪・骨折といった重大な事故になります。
実際にそういう事故はありますし、上級者でも注意が必要です。
入るタイミングについても記しておきます。
前の人がどのくらい先に行ってから入ればいいか最初はわからないでしょう。
基本は相手に追いつかない距離、前の人が転んでも対処できるくらいの距離です。
前の人のペースにもよりますが、2ターンくらいしたタイミングを目安に入れば大丈夫だと思います。多分。
慣れてきたら前の人のペースを良く観察して、少し遅らせたりしてみましょう。
この辺りは慣れればどうということはないのであまり気にしなくてもいいと思います。
ちょっと特殊な例ですが、時々パイプの中間地点でずーっと入り口をチラチラ伺っている人がいます。
この人は、途中から再入場したがっている人かも知れません。
この人を入れたところで、こちらの待ち時間への影響は少ないので入れてあげてもいいと思います。余裕があればこっちを見たタイミングで「どうぞどうぞ」してあげてみてください。
・前の人を追い越さない
左右に行き来するパイプ内で前の人を追い越すことがどれだけ危険かは簡単に想像が付くかと思います。
怒られます。
パイプの中でターンをしなくてはいけない、というルールはありません。
よって、パイプを直滑降しても構いません。ただし、前の人を追い越さないタイミングで行ってください。
・転んだら直ぐに起き上がって滑り出す
怪我をしてないなら直ぐに起き上がって脱出しましょう。
後ろからくる人と接触する危険性があるからです。
キッカーで転んだ時に直ぐに起き上がるのと同じですね。
最後に
最後に補足ですが、上記ルールが全世界共通とは限りません。
栃木、福島に通っている筆者が実際に体験したり教えてもらった限りの情報です。
したがって日本国内でもゲレンデによってはローカルルールというものがあり、記事と違う部分があるかも知れません。
この記事を読んだ上で、現地で観察・体験し、どうしても気になることはパイプに入っている人に聞いてみるといいと思います。
知ってることなら快く教えてくれるはずです。
同じ場所で滑る人たちでルールに対して共通認識を持つことが自分達とその場所を守ることになるわけですから。
飛ばなくても、登って降るだけでも楽しいハーフパイプに是非入ってみてください。
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