J・P・トゥーサン『ためらい』〜待機時間に立ち読み〜
『トコトン、いじはり』の後編がまだですが、先に本のレビューです。
レビューといってもまだ読み切っていないので、正確にはレビューではありません。
ただの気づきです。
とあるお店の取材中、10分ほど時間が空いたので、店内にあった本棚を見ていました。
そのなかにあった一冊です。
ジャン=フィリップ・トゥーサンの『ためらい』
あらすじはこちら↓
友人宅を訪ねるために、ぼくは息子をベビーカーに乗せ、その海辺の村にやって来た。しかし、何やら謎めいた不安のため、会いに行く気になれない。とにかく、何とか決心して出かけてみれば、屋敷は静まり返って人けがない。郵便箱には一週間ほど前に配達された手紙も。だが、まわりの何気ない風景の中に、友人の姿が見え隠れしだす。そしてぼくは、彼がいるかもしれないホテルの部屋の鍵を失敬し、ドアを開けると……。
あらすじだけで、もう面白い。
待機中、ほかにやることもなかったので、しばらく立ち読みしてしまいました。
薄い本で、字が大きい。それだけで読む気がします。
冒頭もミステリアスで、何かが始まりそうな雰囲気。引き込まれます。
なんとなく、児童書のような世界観で、現実的なんだけど、不思議な空気が漂っている感じ。
伝わるでしょうか。
10分程度の待ち時間の間に読んだので、冒頭の部分しか読めていませんが、もう続きが気になっている。
やがて退店の時間になったので、本はもちろん返しました。
が、もちろんすぐにネットでポチ〜したので、近日中に手元に届きます。
最後まで読めたあかつきにはちゃんとレビューしたいと思います。
予期せぬ場所での、良い本との出会いでした。