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よくある勘違いシリーズ①右手の場所
レッスンの中で見かける、非常に多い誤解の一つが右手の場所です。
ネジに小指がかかりそうな人がとても多いです。
右手の構え方は、体格や腕、指の長さによって例外があります。しかし、基本の考え方は理解しておきたいと思います。
弓はとても長いものです。
大抵の場合、腕より長いと思います。
この弓の長さ(長さによる重さ、弦との接触点による重心の変化)をコントロールするのはそもそも大変です。
長い鉛筆で文字を書く時を想像しましょう。大変です。
これは竹刀なども同じことが言えるそうです。短めに構えた方がコントロールがききます。
世の中の一線の人をよく観察してみましょう。
大抵の場合、小指の場所は、弓のスクリューから1cm弱離して持っている人が多いと思います。スクリューのギリギリに小指を置いている方は、ほとんどいません。
そもそも、弓の歴史を辿っていくと、弓の端ギリギリに右手を構えていた時代はないようです。どのタイプも気持ち短めに構えます。(最初期は右手の親指で毛の張り具合を変えていたと聞いたことがあります。弓の端ギリギリではできないことです。)
最近は、バッハやモーツァルトを弾くときに、現代弓でもより短めに構えて、発音のニュアンスを豊かにする演奏家が増えてきました。短めに構えると、感触が若干バロック弓に近づきます。
自分の身体にとって正しい構え。
色々試してみましょう。