見出し画像

音で描くイメージ

個人的なイメージに過ぎませんが、スラーはシルエットが見えないといけないと思います。
音のことを見える、と表現するのも曖昧ですが...

フレーズというのも一かたまりの文節としてまとまっていてほしい。

フレーズの終わりとフレーズの始まりが重なり合うこともある。

音のエネルギーをどう繋げていくかということと、一つ一つの音を大切に彩ることの両立ってなんだろうと考えます。

例えばバッハはカザルスが言うように短いフレーズの積み重ねが基本。

でも、飛び飛びに存在する一つの声部が繋がっているように弾きたい。

そのときに音の方向という話があって、さらにそのフレーズを象るために音のチカラの話があって、合わさると音のベクトルという話につながります。

そこには、その調における音それぞれの色彩感が必要とも言われます。

なんとなく点描と線描だな、と言葉では思います。

点が線を描かないといけないし、
線を覗き込んだときに点が見えないといけない。

そんなイメージ。


いいなと思ったら応援しよう!