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「アラスカ氷河でアイスクライミング」

今、続々7月出版予定の「ドラマチックジャーニー本」掲載用の写真が
隊員から届いている。これから写真のセレクションに入る。

パーティーの写真_200406_0025

多国籍ツアー最多参加者のマサミツの写真で一番印象に残っていたのが
アラスカ氷河でアイスクライミングの写真。わざわざ実家で探してもらって送ってくれたのだ。ありがたい。

なぜ一番印象に残ったのか、俺は高所恐怖症だから。

まさか数年後、
俺が同じ場所でアイスクライミングをすることになるとは・・・
恐怖感でいっぱいの1回目のアイスクライミング。
ほぼ垂直の壁を10m以上登っていく・・・
早くに登頂したい一心で、腕を大きく振り上げて、力任せに、できるだけ遠くにピッケルを刺しながら3点確保で登っていく。
途中電池切れ。腕に負担がかかりすぎて、もう動かせない。
「下ろしてくれぇー」と叫んでも、
「キャプテン、あなたならできる」と下ろしてくれない。
そう、外国人にも俺は、「たいちょー」か「キャプテン」と呼ばれている。
時間をかけて、ようやく登れた。もう喉がカラカラで吐きそうになった。

上手く登っていく隊員を見ていて、コツがつかめた。
腕も足も、すべての動きを小刻みにして、体力を温存しながら速くに登っていくのだ。そして一番大事なのは、命綱を持つビレイヤー(現地ガイド)を信じること。

2回目、もの凄いスピードで登り切った時、記憶を塗り替えた俺は雄叫びを上げた。

その後、今度はハーネスをつけて底の見えないクレバスを降りていく。

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これには、高所恐怖症ではない他の隊員たちもビビる。ちょっとだけ下ってすぐに登ってくる。
「隊長には絶対無理!」って言われて火が付いた。
できないと思ったことができて怖いもの知らずになっていた。まるでランナーズハイ状態。何なく下って上ってきた俺に他の隊員たちもビックリ!

まったく怖くなかったのだ。
これで、高所恐怖症は克服できたのかと思って、途中降機したシアトルの
スペースニードル上ったら、ビビった。全然治ってなかった。笑

俺もまだまだ高所恐怖症を克服するためのチャレンジは続けるが、
隊員マサミツは、今、クラウドファンディングに挑戦中!(あと39日)

   成功の反対は失敗ではなく
   「やらないこと」だ。
   佐々木則夫(サッカー監督)


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