「カナダ・ユーコン川をカヌーで160km下る旅」
「ぼくのカヌー人生の中で、ユーコン川は、
すべてを放りだして娑婆と縁を切り、漂流し、
自由を謳歌する最大最良の場所である。」
野田 知佑 (著) 「ユーコン川を筏で下る」より抜粋
7月22日、全国書店で発売予定の4冊目の新刊、
「ようこそドラマチックジャーニーへ」
世界70カ国行った中でも、インパクトのある旅がありすぎて
とても、書き切れなった。
そんな旅をココで紹介していきたい。
「永遠の一瞬」が詰まった旅、
それが、カナダ・ユーコン川をカヌーで160km下る旅。
新刊では、この旅は一行しか触れていない。
ユーコンでは初日と最終日に、「水曜どうでしょう」に出演してた、
ガイドのヨシ(熊谷芳江)に会った。初日は持ち物チェック、最終日は
現地ユーコン人ガイド、カートと一緒に打ち上げに参加した。
カナディアンカヌーを漕ぎ、焚火の魅力にハマり、
初めて川面に映るオーロラを観て、
初めてのルアー フィッシングでグレイリング(カワヒメマス)に
でっかいパイク(カワカマス)を釣り上げ、
グリズリー、ブラックベア、ヤマアラシ、ビーバー、白頭鷲などと遭遇し、
野生動物の気配をいつも身近で感じていた。
2人のツアーガイドの最終日のサプライズ!
自然に生えた小枝を活かしてタープを張り、焚火に入れた焼き石に
ハーブを入れた水をかけてつくった即席サウナを存分に味わい、
9月の冷たいユーコン川に仲間と飛び込んだのも一生忘れないと思う。
隊員テツの体験談をシェアしたい。
<ユーコンが好き>
カヌー、キャンプ、オーロラ、大自然の景色。
自分の興味のあることが詰まっているこの修学旅行、
本当に行ってよかったです!!
カヌーはとてもよかった。川の流れにまかせてゆっくりと進む。
耳を澄ませば川の流れる音、木のざわめく音、
動物の鳴き声などが聞こえる。
すごく静かなんだけど、静かだからこそ聞こえる色んな音。
大自然の演奏、すっかり聞き入ってしまいました。
そして景色。途中「ここから見る景色がきれいだから」と
崖の上に登りました。
そこからの景色は・・・身体震えました。
っていうかあんなに遠くまで見渡したのは初めて。ユーコンの大河、
黄色く染まったアスペンと緑の針葉樹との色合いが絶妙な森、
真っ青な青空。
それがどこまでも広がって、あの景色は絶対忘れません。
テツ(愛知県)
隊員タカシの作成したムービー。
地球探検隊「大人の修学旅行」ユーコン160Km川下りの旅2014
川は日の出前後からニ、三時間が一番美しい。
早朝の川の清々しさはたとえようがない。(中略)
その中で本を読むのは大いなる快楽だ。(中略)
野外の読書で体験するものは、猥雑な日常生活の中では
経験できない思考、感覚、感情、抽象的な世界である。
それが本、活字の効用だ。
抽象的な世界を持っていない人間は動物と変わらない。
非日常の世界で羽を伸ばし、空を飛ぶこと。
アウトドアの目的とはそんなところにあると思う。
「ナイル川を下ってみないか」野田知佑(著)