「持続可能な循環型社会をつくる! 黄塚 森(こうづか しん)」
俺が経営してた「旅するカフェバー」で彼に会ったのは、彼が「日本の開業率を10%に引き上げる!」をミッションに掲げる会社、ビジネスバンクグループ執行役員として勤務、さらに、早稲田大学 非常勤講師もしていた頃だ。彼とはシンこと黄塚森。
同じくビジネスバンクグループ浜口 隆則社長とシンには共通点がある。浜口さんも鶴ちゃんこと鶴岡秀子さんに紹介されて一度しか会っていない。2人共、一度しか会ってないのに、俺の波乱万丈な人生の様々な局面で温かなコメントを何度かもらっていて、ずっと繋がってる感はあった。Facebookのおかげだ。
そんなシンが仕事に区切りをつけて、東京から人口1,500人の岡山県「西粟倉村」に移住して養蜂事業を立ち上げるという。俄然、シンに興味が湧いてvoicyラジオ対談を申し出た。岡山県「西粟倉村」って聞いたことのない、その村になぜ、移住しようとしたのか?それは、自分の「理想の社会」を実現するためであり、ポスト資本主義のロールモデルになることであり、何より子どもたちのために決意したのだ。そして、家族で薪割りをするような自給自足の生活をしてきた奥さんの影響もあるらしい。
俺たち夫婦にとっても、タイムリーな話題だった。なぜなら、去年引っ越してきた横浜・山手は住めば住むほど好きになる街ではあるが、もうすぐ1歳になる息子に、もっと自然と触れ合う生活をさせたいと思っているからだ。「日本でも海外でも、そろそろ本気で田舎に移住しちゃう?」なんて、俺たち夫婦でも話題になっていたのだ。
だから、全国にネットワークのある「森のようちえん」の話を聞いたら、息子を通わせたくなった。移住して、まだ2カ月というシンが、今、ワクワク暮らしているのが伝わってきた。家の前でホタルが飛び交う村。マジで岡山県「西粟倉村」に行きたくなったよ!
そんなvoicyラジオ対談、フォローして聴いてほしい。
シンはいう。「蜂が活き活きと暮らせるのは、人にとっても、活き活きと暮らせる環境の良い場所。蜂を起点として豊かな森をつくりたい。そして、果樹や広葉樹を植えて、人口の森をつくり、そこで採れたものを加工してECサイト(通販)使って全国に流通させ、持続可能な循環型の社会をつくる」と。
国立大学 大学院でロボット工学を専攻してたことも、ビジネスバンクで経営コンサルタントとして多くの経営者と会ってきたことも、今のシンに繋がっている。彼が今、ワクワク暮らす根っこには家族と人と自然とのつながりがある。関わる人の命を輝かせる、今、33歳のシン。今後の活躍に目が離せない。来春、美味しいハチミツが収穫される頃、またvoicyラジオに出演してね、シン。
人の命は
「三つのつながりによって守られている」
と思っています。
その三つとは
「人と人のつながり」
「人と自然のつながり」、そして
「体と心のつながり」で、
この三つのつながりが一つでも切れると、
人間は生きづらくなると感じています。
「生きる力を磨く66の処方箋」鎌田實