藤井風さんの曲と認めたい私

最近藤井風さんの曲を聞いている。きっかけはyoutubeの生配信。声が好きだなあと思って、それでアーカイブも何回か見た。

まつりという曲があって。
その中にこういう歌詞があるんだけど、

で、一体何がほしいわけ
誰に勝ちたいわけ
なかなか気づけんよね
何もかも既に持ってるのにね

私の心、そのまんまで。

きっとみんな分かってる。全部持ってるのに、どうして満たされないんだろう。多様性の社会とか、みんな違ってみんな良いとか。でもそれって結局そう思いたいだけで、本当に心からそう思ってる人なんているのかな。

どんなに自信があるように見える人だって、話してみたらやっぱり何か抱えてる。

あまり国で比較するのは良くないかもしれないけど、特に日本人は自己評価が低すぎると思う。
それは私もそうだし、周りにもそういう人がいる。

こんなに頑張り屋で、本当に死ぬ気で毎日生きている人が沢山いるのに、自分の変わりはいくらでもいると思っている。私がいなくなったところで何か変わるわけでもないと。誰かに評価されていても、それを素直に受け止めることができない。

いるのかな、自信だけで生きてる人。私、生きてきてまだ出会ったことないけど。誰かに迷惑をかけないようにとか、自分1人でなんでもできるようにとか。私はそうやって育ってきた。

この歳になって、それってすごく悲しいし無意味だなって思った。私は誰かに頼ることがもの凄く苦手になってしまったから。そうやって自分の殻に閉じこもってしまって、もう外の世界が見えなくなってしまう。

全然自信はないんだけど、これからはもっと関わっていきたいと思っている。それは今までとは違う生き方で、私にとっては凄く大変なことだと思う。やっぱり言わなければよかったかなとか、全部失敗した気がするとか。そうやって寝るときに反芻して寝れなくなるぐらいの小心者だから。

何もかも持っていると肯定できるようになるのはいつ？
誰かに勝とうとせず、ありのままの自分で良いと思えるのはいつ？

これから生きて、そうやって感じられる日が来たら嬉しい。誰かに会って、誰かと共有して、そうして私が私を認められるように。自分を犠牲にするんじゃなくて、自分で自分の価値を高められるように。

昔に諦めてしまった私は、少しだけ頑張らないといけない。