物見家の視える日々 #3

前回のあらすじ

居なくなった過去を追う付喪と力。追いついた先で出会ったのは、秋島の御祭神土龍之大神だった。過去と土龍は、春島で人気の食堂に行くことに、そこに付喪と力もついていくのだった。


運命の休日

付喪と力が過去の後を追って家を出て時間まで巻き戻る

朝ごはんを食べ、運命はソファーで横になっていた。
「うーん暇だねー。何か面白いことないかなー」
そういいながらスマホを取り出した

「もしもしー教授。今日暇?」
電話の相手は、運命の通っている大学の陸美教授である。
「何なのです?こっちは、締め切りが迫ってて忙しいのです。今日は無理なのです」
「そっかー無理か―誰か暇な人知ってる?」
「私に聞くんじゃないです。多々見(たたみ)とかにきくといいです。私は忙しいから切るですよ」
電話は切れてしまった

「あー暇だこれなら付喪たちについていくんだった。」

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