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Developers Summit 9-D-4 ソフトウェアエンジニアのためのプロジェクトサバイバル術 視聴メモ
イベント概要
テーマとスピーカー
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橋本 将功さん
パラダイスウェア株式会社
代表取締役
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内容
プロジェクトは人生の質(QOL)に直結する
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エンジニアはプロジェクトの後工程にはいることが多いため、QCDの責任を押し付けられやすい。
技術の進歩が早く、フレームワークの選択などリスクが高い検討項目が多い。
プロジェクトマネジメントがイケてないケースが多い
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PMのスキル不足など、プロジェクトの質はPMに依存することが多い。
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GAFAのような企業にいても、現在ではレイオフが行われたりするため安泰ではない。
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"Brilliant Jerk"(優秀だけど嫌な奴)にならないこと。
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軸はコミュニケーションと技術力
ロックスターは稀な存在
チームプレーヤーは、チームに必要な存在。技術力は後から付く。
三本足の犬はジョブ転換するほうが、チームにも本人にも正解。遅かれ早かれいなくなる。
一番問題なのは、Brilliant Jeak
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なぜソフトウェアエンジニアは"Brilliant Jerk"になるのか
上流工程などの遅れが原因でも進捗遅れの原因がエンジニアに向けられがちになる。
エンジニアが技術的な問題を伝えたくても、伝わらないことが多いため「技術的に難しい」というような強い口調になりがち
結果として自覚を持っていない"Brilliant Jerk"になる。
どうやってプロジェクトのジャングルをサバイブするか
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挨拶・雑談などなんでもいいからコミュニケーションを取ることを大事に。
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エンジニアはコンパイルエラーなどで注意されることが多く、職業柄怒られ慣れしているところもあるが、それ以外の人は怒られ慣れていない。
相手を否定しない。案がダメでもちゃんと話を聞いて代替案やメリットデメリットをちゃんと伝える。
強い言葉はダメ。
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自分の持っている知識を隠さずにドキュメント化。
ブラックボックス化しがちな人は、その現場以外に行った時に活躍できないことが多い。
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営業畑の人は挨拶とか雑談で相手の機嫌を測ったりする。
挨拶はプロトコル。
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相手に答える際に、「What」だけではなく、「How much」「When」を意識。
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理解されない、報われない組織やプロジェクトで長く働くことは人生上のリスクになる
エンジニアにとって最高の褒め言葉は「また一緒に仕事をしましょう」
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Q&A
Q. コミュニケーションを取るのが大変すぎる!
A. 普段から挨拶・雑談をすることを意識するだけで変わる。
Q. 言葉強くなりがち。どうしたら?
A. ロール気にせずに相手も人なのを意識する。相手を思いやる気持ちで話す。
Q. 見積もりの技術の付け方。
A. 詳しくは著書を読んでください(笑) 前提条件を明確にして、メッシュのように積み重ねる。
Q. 企業やプロジェクトの参画を判断するには?
A. 企業の面接やカジュアル面談だけではいいことしか言わないことあるので、エンジニアのコミュニティなどのネットワークを使ってみる。
Q. 言った言わないに対しての対策
A. 議事録を取る。エビデンスを残す。
Q. 少人数エンジニア組織がブラックボックス化しがちなのですがどうすると対応できるか?
A.これもドキュメント化。なんらかのWikiとか空いてる時間に書く。