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視座を合わせるためには歩み寄る

こんにちは。
START WITH WHY代表の中村和也です!

今日は、【視座】について書きたいと思います。
背景はここ最近、高校生向けに講義をする機会が何度かあり、
20歳近く歳が離れていてバックグラウンドもその時間への参加意欲へも生徒によって温度差がある中で、
わたしが実際に体感から感じた押さえどころを学びとして整理できたらなと思っています。


久しぶりの校舎と学校の商習慣

その前にまずは、感動と懐かしさを覚えたことを先に。
今回、SDGsに関連した授業を年間通して行っている学校で、
20名の生徒と一緒にゼミっぽくテーマに取り組んでいます。
ほかにも10社近くの企業がSDGsのいくつかのテーマにわかれて生徒を担当します。
(こんな授業、20年前にはなかったな〜)

担当教員の方に校舎を案内していただき、掲示板や保健室の雰囲気になんとも言えない懐かしさを感じました。
すれ違う生徒は、みんな元気に挨拶してくれます。それだけで嬉しい気持ちになりました。
改めて挨拶大事。そして、忘れがちですがこういう基礎基本って学校生活でこんこんと教わっていたんですよね。

今回初めてだったので、まずは校長先生や教頭先生にご挨拶。
驚いたのが校長先生のこの取り組みに対する情熱でした。
生徒の可能性を信じ、この取り組みをきっかけに学び、成長し、社会人として人格形成していくことへの思いがとっても伝わってきた襟を正す思いでした。
1年間、しっかり彼らの人生に糧となるアウトプット、経験を残そう。


そして、いざ教室へ。みんな眩しいくらいに若かったです。
久しぶりに緊張しました。おじさん役員たちにプレゼンするよりも汗かきました。
意欲的な子はまだごく少数で、コミュニケーションもこれから。数人はずっと下を見ながらスマホをいじっている。
質問をすれば返ってくる、リアクションがあることがスタンダードではないことを痛感しました。

なので、予想より早口になって、時間を20分持て余したんです。
困ったので急遽調べ学習にしました。そしたら一斉に自分たちの仲良いグループごとに部屋でバラバラにわかれてスマホをいじり始めました。


思ったわけです。絶対ゲームしてるか、SNS見てるだろうなーと。

話しかけにいけばいいんですが一瞬躊躇しました。何話そう。。。
普段形式ばった大人との会話になれてしまっている自分にそのとき気づきました。


ただ、ここで距離を置いてしまうと1年間大変なので、コミュニケーションを取ることに。
そう、フランクに。
(一応、教育実習で2週間、高校にいた経験を呼び覚ましました)

「ちゃんと調べてんのか〜」

と、輪に入っていくと、びっくりすることにどのグループもちゃんと調べていて、
しかも、みんな質問してきてくれました。会話が生まれたんです。

よく聞いていると、普段自分がアルバイトをしているバイト先で感じるプラスチックゴミのことをなんとか解決できないか?と目をキラキラさせて話してくれる生徒もいました。
(ちゃんと調べてるのか〜という前提で質問して本当にごめんなさいと心で謝りました)

彼らは、彼らの目線で、気候変動について課題意識をもって、彼らの目線で考えていました。
それらはとっても新鮮で、仕事で会うひとたちとはまったく違う刺激を与えてくれました。

もうここまでくるとここからの1年間、こちらもスイッチが入ります。
あそこで形から入らず、まず話しかけてみて本当によかったなと、小さなことですが本当に学びが多かったです。

「この属性の場合、きっとこうだろう」、とラベリングすることに慣れることは物事をスムーズに進めるには便利ですが、目の前のひとと心を通わせ、打ち解けていくには、ラベルも属性も一切不要だぞ、シンプルに大事なことは歩み寄ることぞと、彼らから学びました。ありがとうございます。

視座を合わせるには歩み寄る


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