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人生を変えるのは、出来事ではなく その「意味」なのだ。

手書き02

これは私の言葉ではなく、
かの世界有数のコーチといわれる アンソニー・ロビンスの言葉です。
この言葉はもう何年も前に友人から聞いた言葉だけど、今でもノートに書き記している言葉でもあります。

「人生を変える」。
その言葉には、今の人生に満足していない心を映し出した意味があります。
自分もそうですが、そこには今の経済的な環境や精神的な環境。
また、もしかすると思うように成長できていない自分自身を感じているのかも知れません。

そして「出来事」という言葉は何でしょう。
起こっていること? 現象? それとも自分にはコントロールできないこと?
辞書を引くと"出来事”をこう表しています。

【出来事】: 社会や身のまわりに起こる事柄。


「今」という単位は「時間」で、一瞬一瞬にその「今」は過ぎ去っていきます。
では「時間とは何?」と問うとどうでしょう。
時間の定義を明確に伝える言葉があるでしょうか。


ハイラム・W・スミスによると、時間とは「出来事の連続体」だと言います。次々に起こる出来事が連続に続く様。それが「時間」だと。

つまり、私たちが「時(とき)」だと感じている”時間”というものは単なる単位に過ぎなくて、その出来事そのものが人生にとって重要なのだと。

トイレに行くのも「出来事」。顔を洗うのも「出来事」。
本を読むのも、電車に乗るのも、お茶を飲むのも「出来事」。

つまり「出来事」とは、何も自分以外の人と何かをすることではなく、
それが1人だろうが5人だろうが、自分に起きたことはすべて「出来事」だということ。
私は少し「出来事」という言葉を間違えて捉えていたようです。
もっと「手帳や日記に書くようなコト」を出来事だと思っていた。


それを認識できてから、このアンソニー・ロビンスの言葉も自分の行動に置き換えやすくなってきました。

私が思うこの言葉は、
自分が毎日 無意識にする行動もすべてが「出来事」なんだけど、重要なのはそこじゃない。
その行動を「なぜするのか」という意味と、
そうしたらいいはずなのに「なぜしない」という意味を考えなくてはならないということ。
そして考えるだけではなく、勇気を持って行動するということ。
その行動が「出来事」となって人生を変えていく。
本能的に呼び寄せる「出来事」ではなくて、
意図的に行動する「出来事」が重要だということ。
意図的に行動するために、その「意味」を考える。

とってもとっても深い「意味」だけど、
無意識に訪れる「出来事」では人生は変えられないということだし、
逆を言えば、「その意味」を考えて意図的に「出来事」を導き行動することで、新しい結果が生まれて新しい人生への道が拓かれる。


自分の人生を変えたいと思う人にとってこの言葉には、
人間の立ち上がる力を感じることができる。
それが深くてあたたかい。
どんなことにも「意味」がある。
その「意味」を考えることこそが、私たちにとって大切なことなのではないかと、私はいつも思うわけです。


それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう。



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