不都合な主張
6月12日/17日号の『週刊現代』(ワクチン接種後に死亡した日本人85人の「履歴書」)に、僕のコメントが載っています。興味のある方はご一読を。
現代の記者さんの電話取材に応じて1時間ほど話した。あまり「取材」という感じがしなくて、記者と気軽な雑談をしている気分になった。「この記者うまいなぁ」と感心した。下手な記者だと、取材が「取り調べ」のようになる。聞き出したいことや言わせたい言葉が事前にあって、それをしゃべらせようとする。こういうスタイルだと、話に膨らみがなくなる。そうではなくて、ラフなフリートークの雰囲気で、「そういえば」的に“お題”を振るように質問されると、僕もたくさんしゃべる。記者としては、僕から多くの情報を引き出せるわけだ。話していて僕も楽しい。こういう空気を作るあたりに、記者の技量を感じた。
ただ、今回の記事のなかで、僕のコメントはわずか10行ほど。1時間もしゃべったのに、歩留まり悪すぎじゃない?(笑)
さて、最近なんだかんだと多忙で、noteの更新をすることができなかった。ツイッターをやっていた頃には、欧米のニュースサイトなど英語ソースから真っ先に情報をとってきて、誰よりも早く紹介することを心がけた。「情報の速報性こそ命」だと思っていた。フォロワーが増えたのもそのおかげだと思うし、ガセネタをつかまされることが多かったのもそのせいだと思う(笑)
ツイッターをやめた今も、結局noteで同じようなことをやっている。しかし「誰よりも早く情報を紹介したい」とかさ、医者のくせに、実質やってることは新聞記者だよね(笑)
新聞記者にとって最大の屈辱は、他社のスクープの後追い報道だという。「二番煎じでは意味がない」彼らはそう思っている。僕も似たようなところがあって、コロナ関係の新情報で、僕より先に誰かがそれを紹介しているのを目にしたら、いっそnoteでその情報に触れるのを一切やめたりする。“後追い報道”になってしまって、悔しいから(笑)パクった形になるのが屈辱なのよ。
たとえばこのニュース。
「mRNA技術の開発者Luigi Warren(モデルナ社の創設者でもある)が、ワクチン・シェディング(ワクチン接種者の体内からスパイクタンパクが放出されていること)は事実だと認めた。しかしそのことをツイッターに投稿したところ、ツイッター社からフェイクニュースを発信したとしてアカウントを凍結された」
https://www.indiatoday.in/technology/news/story/mrna-technology-pioneer-says-covid-19-vaccinated-people-can-shed-spike-protein-twitter-says-delete-this-1809062-2021-05-31
おもしろいニュースでしょ?
mRNA技術を開発した本人が、「接種者からスパイクタンパクが出ている」と認めてるんだよ?この人ほど確実な情報ソースって他にいないでしょう。しかしツイッター社は、開発者本人の発言を「フェイク」だと判定した。ツイッター社って何様?mRNAワクチンについて開発者よりも詳しく知ってるの?
ひどいデタラメだけど、ニュースとしてはおもしろい。早くnoteで紹介したい。そう思っていたが、講演会のスライド作りとか毎日何かと忙しくしている間に、日本語のニュースサイトで紹介されてしまった。
「残念。先を越されてしまった。もうこのニュースはnoteで紹介できないな」とか思うんだけど、最近の多忙を思うと、こんなこだわりを持っていては、何一つ記事が書けなくなると思う。
蓮舫が「2位じゃダメなんですか」と言ったけど、速報性としては2位でもいいから、そこに独自の意見を加えて記事にまとめれば、それで充分成立するような気もする。
だいたい、「一番か、そうじゃないか」みたいな「0か100か」思考って、幼いよね。僕ももうちょっと成熟せねば(笑)
内海聡先生の最新刊『新型コロナワクチンの正体』。なんと、先生から献本が届きました。まったく予想もしていなかったので、今、僕の手元には、同じ本が2冊あります(笑)発売日に自前で買っていたので。
本の内容としては、先生のSNS投稿やYouTubeを見ていれば、おさらい的な情報が多いけど、知らない情報ももちろんあった。
たとえば大阪大学の中野貴志教授が吉村大阪府知事から「外出自粛や営業自粛の効果はあったのか?」と質問されたときに、「効果はなかった」と明言した。このやりとりの動画を見たことがある人も多いだろう。
この中野教授、政府が感染状況の傾向をつかむために利用している指標「K値」の発案者である。
政府が感染状況を把握するために使っている指標の発案者が、「外出自粛や営業自粛の効果はない」と言っている。それなのに、東京や大阪などあちこちで緊急事態宣言がなされ、外出自粛や営業自粛が要請されている。どういうことなのか?学者をバカにするのもいい加減にしなよ。
コロナ禍において、当局にとって不都合な学問的主張は、抑圧されたり無視されるようだ。
コロナ茶番を演出する駆動力となったPCR検査についても、その発明者のキャリー・マリスは「PCR検査を感染症の診断に使うな」と言っていた。コロナ騒動の直前2019年8月にマリスは不審死を遂げたわけだけど、今思えば、別にわざわざ殺す必要、なかったんじゃない?
mRNA技術の開発者Luigi Warren氏の発言がフェイク判定され、K値の発案者の中野貴志教授の提言「外出自粛や営業自粛は無意味」が無視されているように、仮にキャリー・マリスが生きていても、彼の言葉は簡単に抑圧されていたと思う。わざわざ殺さなくても、言葉を奪う方法っていくらでもあるんだよね。