フェイスブックの検閲
フェイスブック(FB)でコロナ関係のことを投稿すれば、こういう注意書きが出てくる。
つまり、検閲されているわけです。これはもはやニュースでも何でもなくて、みなさんご存知だと思う。
ただ、FB社で勤務する社員の肉声に触れたことのある人は、ほとんどいないだろう。検閲する側に勤める社員がどんな気持ちで働いているか、そのヒントになる動画があったので、紹介しよう。
FB社の内部情報のリークをこれまでもお伝えしてきましたが、今回我々は世界規模のワクチン忌避(vaccine hesitancy)を抑制する計画の詳細についてお伝えします。
FB社の内情を知る2人の警告者(whistleblower)から直接話を聞きました。彼らが今後の同社プラットフォームにおける言論の自由や今後の方針について、真相を語ります。
情報提供者「世界のために立ち上がらないと、と思ったんです。子供たちのために、です。こんなに自由がない世界を、子供たちに残したくないんです。
FB社はワクチン忌避コメントや投稿に対して“VH(vaccine hisitancy)スコア”をつけています。コンピュータアルゴリズムに基づいた採点で、当然ユーザーの同意は得ていません。
このスコアに基づいて、コメントの内容次第では投稿を取り下げることもあります。
FBの内容をこのアルゴリズムにかけると、このようにワクチンに関係したキーワードが反応します。仮にワクチン忌避に関係していなくても、それに類するものはすべて拾います。そして、スコア付けがなされます。たとえば「ワクチンにより死亡者が出たという研究を読んだ」という文言があるだけで、ワクチン忌避だと判定されます」
ベータテスト(試用テスト)の段階に見えますが、どのぐらいの規模でやっているのですか?
「テスト規模は1.5%にしています。どこをターゲットにしてるのか正確には私もわかりませんが、おそらく影響力のある人物の投稿のコメント欄だと思います」
こんなことが実際に行われているなんて信じられないんですが。
「ほら、このように。スライドを見てください。このような言論統制は、ワクチンの安全性と有効性を13の言語で、コロナワクチン全般について66の言語で行われています。FB社は、これを世界中でやろうと考えています。できるだけ多くの言語でやりたいと思っています」
新商品の販売戦略みたいですね。
「まさに。第4四半期の報告書によると、世界で27億9千万人が何らかの形でフェイスブックアプリを利用しています。彼らとしては、世界中の言論を統制したいわけです」
そういう決定をするのは、具体的に誰なのでしょう?
「たとえば、Amit Bahl。FB社のコアデータサイエンスチームの研究員です。健康部門にも勤務しています。彼に限らず、このプロジェクトに参加している人は全員健康部門に所属しています。
Hendrick Townley。実験的に立ち上げたポストで、ほら、これは今年の4月16日の投稿です。彼はソフトウェアのエンジニアでもあります。エンジニアは彼のほかに2人います、実際の分類アルゴリズムはAmit Bahlが作りました。
Amit BahlはWeisenbergのもとで働いていて、Udi Weisenbergの上にはNicolas Stierがいます。
その上にはDanny Ferranteがいて、さらにその上にはJavier Olivianがいる。Javier Olivianがマーク・ザッカーバーグに直接報告している。
こうした検閲はシャドーバンと同じようなものです。ユーザーは自分の投稿が他から見れないことに気付いていないわけですから。
何年か前にツイッター社の元エンジニアが内情を曝露していましたが、しかし今回は我々がFB社とインスタグラム社の手口を曝露しているわけです。ワクチンという、今日最も差し迫った議論について、不都合な言論を封殺する手口を」
これらの文書によると、FB社はユーザーを0から5に分類しているとのことですが、あなたが話しているのは、このスコア0~1のティア・システムについてですね。
「そうです。基本的にこれは構造化するために利用されています。これを使って、ワクチン忌避がどの程度かを判定するわけです。
これはあくまで私の推測ですが、彼らがこれを設計したのは、いわゆる“評価者”(raters)のためだと思います。ある投稿に対してアルゴリズムが判定できないときには、評価者はこのデータを参考にし、それがワクチン忌避かどうかを判定します」
ティア2に分類されるとどうなりますか?
「基本的にその人のコメントは規制対象です。規制の程度にもよるので一概には言えませんが、ケースバイケースで対処していくことになります。一般常識と合わない考えは抑圧されます。一般常識とは、このようなものです。「ワクチンを打て。ワクチンはいいものだ。全員が打つべきだ。打たないならば、社会の敵として排除されるぞ」
一般常識から少しでもはずれる考えは、目につきにくくされたり、削除されたり、危険視されるようですね。
「そうです。何らかの形で規制されます」
結局こうした検閲はどこに向かっているのでしょうか?状況はもっとひどくなりますか?
「こうした検閲を人々は受け入れている、とFB社は考えています。だから、彼らはやめません。青信号がともっているようなものですから。「おお、まだいけるな。もっとやろう」てなもんです。だから、今ワクチン関係のことを対象に規制していますが、その気になればどんなことでも規制できます。
こんなふうに言えばいいんです。「この投稿は危険です。人の安全性を損なう恐れがあります」みたいに。対象は何でもかまいません。
このような検閲がもっと大規模になればどうなると思いますか?同様の規制をツイッターでも開始し、さらにインターネット全体で規制が始まったら?
最悪の社会になります。私はFB社を首になるでしょうね。そんな社会になるぐらいなら、首になるほうがマシですが。これは私だけの問題ではありません。世界中の人々の問題です」
FB社内部で、あなたと同じような考えの人はどれくらいいますか?
「25%ほどでしょうか」
インフルエンサーのFBアカウントがバンされるのは、すでに僕らにとってなじみの風景になってしまった。これをFB社は「市民は検閲を受け入れている」と考えている。やっぱり、沈黙は肯定なんだよね。
「FBはオワコン」と言う人は僕の周りにもけっこういて、そりゃ、あれだけ露骨な言論統制してれば当然だよね。不気味だもの。
かといって、ツイッターが安心かと言ったら全然そんなことない。普通にアカウント飛ぶこともあるからね。どこも信用ならない。意外にミクシーみたいな昔ながらの国産SNSのほうがマシじゃないかな。先祖返りみたいな、いまさら、だけど(笑)
そのうち、SNSに限らずネット全体で情報規制が始まると思う。というか、すでにグーグルの検索順位は恣意的に操作されている。この情報操作に加えて、さらに、危険な情報発信者へのratingが始まるかもしれない。個人ブログであれ、ワクチンの普及にとって不都合な情報を発信するサイトが当局にマークされる時代。
多くの人が、テレビという大本営にうんざりしてネットに移行しているわけだけど、結局ネットの世界さえプロパガンダ発信装置として大本営化していくという、、、
本当、救いのない未来だよね。