マスク再考
今日も暑い一日だった。真昼間の時間帯に三宮あたりを歩いたんだけど、このクソ暑いなかでも、みんなマスクだった。マスクしながら、扇子をパタパタあおいだり、携帯型の扇風機を胸元に当てている女性を何人も見かけた。こういう人たちに、シンプルに一言だけ、すごく言いたい。
マスクを外せ、と(笑)
しかし、30度を超える猛暑でもマスクだけは絶対に外さない、というみなさんの気概は伝わりましたよ(笑)
マスクが感染症の予防に有効かどうかというのは、医療従事者にとっては大問題なんです。意味があるなら着用するべきでしょう。でも意味がないなら、必要はない。息苦しいし患者と信頼関係を作るうえで邪魔だし医療資源のムダだし。
意味があるのかないのか、これまで数多くの研究が行われてきた。で、そうした研究のことごとくが、同じ結論を出している。マスクは意味がない、と。
マスクに意味があるという論文は、全てコロナ以後に発表されたものだ。
業者もはっきり言っている。「ウイルスに対する防御効果はありません」と。これ、業者としては当然言っておかないといけないんです。訴訟にでもなれば大変ですから。「マスクしてたのにかかったぞ!どうしてくれる!」とかクレームが厄介だから。業者は当然分かっている。だから、ちゃんと断りをいれてるんですね。
マスクの無意味さ(あるいは有害性)を示す論文は、挙げだせばきりがない。そう、無意味なだけならまだしも、はっきり、有害なんです。論文をいくつか挙げてみよう。
マスクにより酸欠を来しSpO2が低下する(PMID:18500410)
マスクの使用とインフル感染の予防効果を示した研究は存在しない(PMID:22188875)
戸外でのマスク着用は感染予防にほぼ無意味である(PMID:32237672)
N95マスクなどの着用により頭痛を発症したり、すでに頭痛のある場合には症状が悪化する(PMID:3223837)
医療従事者のマスク着用が風邪予防に対して有益であると証明されたことはない(PMID:19216002)
感染リスクを減らすマスクの有効性を支持するエビデンスはほぼ皆無である(PMID:20092668)
ウイルスはマスク着用群で有意に高かった。マスクでは粒子が97%通過していた。本研究はマスクを使った最初のRCTであり、この結果はマスクの使用に警鐘を鳴らすものである。湿度の保持、マスクの再利用、フィルター能率の悪さは、むしろ感染リスクの増加要因という結果となった(PMID:25903751)
「健康な人が呼吸器感染症を防ぐためにマスクを着用してはいけない。健常者のマスク着用が周囲の人の感染を防ぐ効果があるというエビデンスは皆無である」
「逆に、マスクにより空気漏れの噴射が生じ、これがウイルスを含む流体粒子を数メートル四方にまき散らすことになる。この噴射がどの方向に行くのか、予想することは困難である。マスクをした人の側方や後方にいるからといって、噴射が飛んで来ないから安心、などと思ってはいけない」
この研究はウイルス感染症ではなくて細菌感染症の研究だけど、マスクの不潔さをよく証明しているので紹介する。
「手術室で6か月間マスクなしで手術を行い、術後感染症の発症率に差があるかどうかを検証した。すると、マスク未着用の年に術後感染症の発生率が半減(1.8%)した」PMID: 7294681
「マスクは細菌感染症の温床である。2時間を超える長時間の手術では、マスク交換が望ましい」PMID: 30035033
小池知事は「家の中でもマスクしろ」と言っているが、すでに「家マスク」の有効性を検証した研究がある。
インフルの診断を受けた患者100人について、半分の50人にはマスクを着用して過ごしてもらい、残り半分の50人にはマスクを着けずに過ごしてもらう。そして、それぞれの同居家族にインフルがうつったかどうかを調べる。
結果、マスク着用、未着用で有意差なし。つまり、マスクは意味なし。
マスク着用が義務付けられた病院(51施設)とそうじゃない病院(マスクの着用は任意)の病院(20施設)で、クラスター(集団感染)の発症率を比較したところ、【結論】マスクは意味なし
皆さん、医学論文って聞くと、「ほー、論文か、すごいな」と思うかもしれないけど、すべての論文が等しく説得力があるわけではない。つまり、論文には、主張の強さ、エビデンスレベル、というものがあって、ここにははっきり序列がある。最も説得力のある論文(エビデンスレベルの高い論文)は、レビューである。その下にRCT(無作為化比較試験)があり、以下、コホート研究、症例対照研究、機構研究と続く。
そして、マスクの無意味さは、多くのレビューやRCTで示されている。つまり、決定的ということです。もう答えは出ているんです。マスクには意味がない、と。
人形を使った東大のマスク研究とかスーパーコンピューターの『富嶽』を使った研究で、マスクの有効性が示されたってことだけど、あれは機構研究です。つまり、エビデンスレベルとしては一番低い。
それなのに、WHOはじめ各国政府は、レビューの結論を無視して、機構研究の(それもコロナ後に行われた)結論を採用して、マスクが推奨されているわけです。
これって、明らかに異常事態なんです。これまでの学問的蓄積を、一体何だと思っているんでしょう?
だから僕は、マスクをしないことにしている。マスクもワクチンも意味がないと思っていて、そういう情報をブログや講演会などで広く伝えようとしている。しかし、以下の記事を見れば、こういう活動もいつまでできるかな、と思う。
アメリカ医師会連合会(Federation of State Medical Boards;FSMB)が、コロナワクチンの偽情報を流した医師に対して「懲戒処分(医師免許の停止および取消を含む)を受ける可能性がある」との声明を発表した。
FSMBは以下のように述べている。「医師はその専門的な知識により、社会的に高い信頼を得ている。また、医師には患者の利益のために医療を実践する倫理的、職業的責任がある。不正確なコロナワクチン情報を広めることはその責任に反しており、医療従事者に対する国民の信頼を低下させ、患者を危機にさらすことにつながる」
いよいよ俺も医師免許剥奪かなぁ(笑)
しかし、免許取消って相当なものだよ。過去の判例では、殺人、覚醒剤、強制猥褻などで取消処分になった例がある。つまり、コロナワクチンの危険性を訴えることは、殺人に匹敵するほどの罪悪だっていう(笑)
「アメリカの話だろう。まさか日本でそんなことにはならないだろう」と思いたい。
思いたいけど、ワクチンで919人が死亡しても接種が中止にならない狂気が進行中の日本である。狂気の余勢で、僕の医師免許を剥奪するぐらい、あっさりやっちゃいそうな気もする。
でも、変な話、医師免許を剥奪されたら、それはそれで、幸せかもしれない。田舎に小さい土地を買って、百姓やって暮らしたい。自分の食べるものを自分で作るっていう、そういう、昔の日本人が当たり前にやってた生活に、最近すごく憧れてるんだよね。ロン(うちの犬)と長く一緒にいてあげられるしさ。
そう、腹をくくろう。医師免許剥奪になったら、そのときはそのときだ(笑)
それまでは、自分が正しいと思う情報を精一杯発信しよう。