ジョブ理論について考える
ジョブ理論とは
人はサービスやプロダクトを利用する際に、解決したいジョブがあり、サービスやプロダクトを雇用しているという考え方です。
よく使われるのが、4cmの穴を開けるというジョブがあり、ドリルを雇用するという考え方です。
ドリルが欲しいのではなく、穴が欲しいのですね。
詳しく書かれている本
世の中にあるジョブ
TVで車のファブリーズのCMを見ていて、しっかりジョブを伝えているなと思いました。
企業が世の中のお父さんが「子供や妻が自分が運転する車に酔わずに一緒に家族でドライブできること」というジョブを解決するために、車のファブリーズを雇用させようとしています。
車のファブリーズで、車の中を良い匂いにするでも、カビ除去するでもなく、本来人が望んでいることは「ツレが酔わずに一緒に楽しめる」です。
そうなると、車のファブリーズの競合は、消臭剤だけでなく、車酔いしないための酔い止めなどになってきます。
ドラッグストアの車酔い防止コーナーに置くことなども考えられてきます。
ジョブと売上
何かサービスを運用していると、売上などは大事な指標です。
運用を続けていると、どうしても売上だけを伸ばしていくための方法を考えがちになってしまいます。
本来は人が解決したいジョブがあって、解決するために何かを雇用してその代償として代金を払っています。
指標だけにとらわれず、自分たちのサービスが、人々になぜ雇用されているのかを忘れずに考え続けていければと思います。