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その5.ハローオレンジサンシャイン2
中学へ入学して自分の音楽性が時代を無視している、いや全然追いついていないことに気づいた。
世の中は小室哲哉プロデュースで賑わい、篠原涼子の「愛しさとせつなさと心強さと」が大ヒットしていた。
同じクラスになった後ろの席の男に、知らない事をだいぶバカにされたのを覚えている。
それが悔しくて、兄に最新の音楽を教えてくれと頼んだところ「T-BOLAN」のCDを聴かされ、それを得意げに話した時の周りの反応は、もう思い出したくないほど最悪だった。
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