弱音を垂れ流すよ

　久しぶりに外に出て、人と話すことが続いたから疲れてしまった。明日は学校に行かないといけない。嫌だな。ずっとベッドで寝てたい。食事の約束もしたけど、正直行きたくない。大人数は苦手。一対一も苦手。人が苦手。人と話すのが億劫でどうしようもない。
　自分の嫌なところがたくさん見えてきて、死にたくなる。ああーもうそろそろ寝ないとな。明日は早いし。でも寝たくないな。寝たら明日が来ちゃうし。もう嫌だな。何もかも嫌だ。
　やらなきゃいけないことが多すぎて、やってもやっても片付かない。だから、もう嫌だって投げ出してしまって、そうしたらまた新しいやらなきゃいけないことがどんどん増えてもっと苦しくなる。それに比例して部屋もどんどん汚くなってくる。足の踏み場がないくらい。片付けても片付けても汚くなる。
　どうすればいいんだろう。4月から新しい環境に飛び込んで、慣れるためにがんばらなきゃいけないのに。逃げたら困るのは自分で、今からがんばらなきゃいけないって分かってるのに。去年の過ちをもう繰り返したくない。今度はこんなギリギリは通用しないって分かってる。だけどがんばれない。がんばるのが辛い。逃げたい。
　また、将来が怖い。自分はどんな大人になってしまうんだろう。このまま社会から逃げられずに死ぬんだろうか。そんなの絶対に嫌だ、と思っていたのに、今は逃げることが怖い。社会のレールから外れてしまうことが怖い。いや、違う。自分の理想は叶わないとどこかで思ってしまうことが怖い。いや、それよりも親にどう思われるのかが怖い。親を説得するのが億劫で、それが怖い。そんな監視の目がなかったとしたら、自分はきっと社会からいい意味でフェードアウトして、好きに生きて、そこらへんで野垂れ死んだかもしれない。そういう人生の方が幸せなのでは、と思ってしまう自分がいる。このまま何となく生きていくのは怖い。何者にもなれないでいることが怖い。
生きていくのが怖い。