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Photo by
nojimadesu
【女の子らしさ】の呪縛
女の子はいつも女の子らしさの呪縛に囚われている。
それは、かわいい女の子だけではない。
私は幼い頃、何色が好き?と聞かれて「きいろ」と答えていた。
ピンク、とか、女の子らしい色はあまり好きじゃなかった。
嘘ではなかったと思う。当時は本当にそう思っていた。
小学校に上がった頃から水色が好きになり
20歳を超えてからはピンクも好きになった。
もちろん成長するにつれて趣向が変わったのもあるけれど、
大人になってから、不意に気がついたのだ。
あれ、私、ピンクも好きじゃん。
なんで今まで気付かなかったんだろう。
って。
ずっと避けてきた色が、本当は好きな色だった。
それはきっと、私が【女の子らしさ】の呪縛に囚われていたからなのだと思う。
ピンクは、女の子らしい色だから、かわいい女の子にしか似合わない。
大人になった今ではこれがどれだけ馬鹿げた話か分かるけれど、幼い頃の自分には分からなかった。
かわいくないから、似合わないから、女の子らしさを無理やり遠ざけていた。
でも本当は、かわいくてもかわいくなくても、女の子じゃなくても、ピンクが好きなら「ピンクが好き」って言っていいし、身に付けていい。
似合う似合わないじゃなくて、好きな物を身に着けていい。
誰にも遠慮しなくていいんだって事に気が付いてから、私はすごく自由になった。
みんな、【女の子の呪縛】から解き放たれよう。