喜劇の天才になるための覚え書き〜押し付け手段編〜
はじめに
『喜劇の天才、ブリム』について、ご存じの方もそうでない方も、どうぞよろしくお願いします。
4回目ではありますが、もし知らない人が居てはいけないので、まずはあらためて彼こと『喜劇の天才、ブリム』について説明しますね。
戦闘ダメージを与えるたびに自分のパーマネントを相手に押し付け(強制)、プレイヤー全体(ブリムのオーナー含む)に「元々のオーナーが自分以外のパーマネント」の数だけハンデスとライフルーズを行わせる。
簡単に言うと、押し売りした後に借金取り立てをしてくるヤクザみたいなクリーチャーです。しかも大体は粗悪品や呪われた品を押し付けてくるという極悪振り。うーん、好き。
さて今回はそんな彼のお仲間たち、「対戦相手に特定のパーマネントを渡すカード」の紹介をしようと思います。拡がるヤクザの輪、やったね!
自分のパーマネントを相手に押し付けるカード
無害な申し出(渡せるもの:すべてのパーマネント)
言わずとしれた極悪コンボ「キャットパクト」の「キャット」のほう。
ネコチャンカワイイ!ネコチャンカワイイ!ネコチャン……ネコチャン…………??みたいな絵を実はしている。出身がイニストラードも考えると妥当なのよね。
ブリムデッキにおいては必須の1枚。あとから紹介するカードは基本的に渡せるカードが限られているが、このカードは何でも渡してオッケー!特にエンチャントを渡したいことが多いので非常に助かる1枚である。
ブリムは流石に回す難易度高そう……と思ったそこのあなた、こいつは『寛大なるゼドルー』でも使えるんだ!
今まで紹介してきたカードの大半を使用すれば、毎ターン3ドロー、3点回復とか出来ちまうぞ!
ブリムより強くないかって?うるせぇ。
真面目な話をすると、青はコントロールを入れ替えるカードが多く、有名な『金粉のドレイク』が活用できる時点でまぁ、強い。
ただ、こいつの効果は「元々のオーナーが自分のもの」だけを参照するため、数値としては大きくなりにくくなっている。
寛大に相手に救いの手を差し伸べながら、その実、神からお布施(ドローとゲイン)を受けている、マジモンの聖職者である。押し付けヤクザで蹴散らしたいが、相手にまわったときの相性が最悪なのは言うまでもない。
ブリムくん「コレアゲマース!」
ゼドルーくん「カエシマース!」
これが目に見えてる。
バザールの交易商人(渡せるもの:アーティファクト・クリーチャー・土地)
君、エンチャントも渡してくれない??
クリーチャーのため奇襲性はあんまりないが、インスタントタイミングで押し付けが出来るのはグッド。
こいつを使うならば、敗北押し付け手段は『不死のコイル』を使うのが良い。
または、『深淵の迫害者』を用意するのもある。
ともかく、押し付けたいものをこいつで、送れるようなやつにしておくほうがよい。
わたしは送りつけたいものをエンチャントに寄せてるせいで何回かこいつの効果で送りつけられなくて歯がゆい思いをした。
ただ、単純に『疫病の肉裂き』他、コストがちょっと辛いデメリットクリーチャーや、『凶運の彫像』を始めとした「凶運シリーズ」をコストを払わずに押し付けるのもありである。
コストを払うのが難しいならそもそもデッキに入れない方が良いというのはナイショ。
運命的連携
君も、エンチャント渡してくれない????
送れるものの種類がさらに限られるようになった代わりに送ったもののマナコスト分だけなんとドロー出来る!
スタンダードでも、油カウンターの消えた『ドロスの魔神』を押し付けるコンボがあるが、もちろんこれはブリムデッキでも有効的なコンボだ。
特に統率者だと初期のライフが40もあるため、6点のライフくらいなら数発耐えられる。油カウンターがかなり残ってる状態でも先に渡しておいてもよい。
カウントダウンが目に見えて近づいてくるのも楽しいし、なんならカウンターを取り除く手段を入れて突然殺すことも出来る。
特に『無情な行動』は除去としても軽く優秀で、突然の死を演出することが出来る。
1つ目の効果はクリーチャーに乗ったカウンターをインスタントタイミングでなんでも取り除くことが出来る。
もちろん、『ドロスの魔神』の油カウンターを取り除くのもよいが、最近イクサランで出た「最終カウンター」を取り除くことで追放をさせないようにすることも出来る。うーんなんとも地味なテクニック。
最後に
今のところ、赤と黒でパーマネントのコントロールを渡せるカードはこれだけだ。もし抜けているカードが有れば教えてほしい。特に、古い英語しかないカードなどは抜けてる可能性が大いにある。
増えすぎて困るものでもないので、ぜひ万能にパーマネントを渡せるカードが来てほしい。
次回は、番外編として喜劇の天才でなくてもお手軽に盤面や状況を喜劇に出来る変なカードを紹介しようと思う。
統率者をブリムにしなくても、デッキレベルを『Party』や『Battle』に寄せるのであれば、かなり楽しめる内容になるだろう。
それでは、また次回。
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