不動産には愛がある。ARRIVAL

友人の旦那さまがこのたび不動産の店舗を開業されるとのことで、デザインのお手伝いをしました。

「不動産屋らしくない不動産屋を開業したい」とのご希望でしたので、不動産屋さんぽくないものを意識してデザインしました。ビジュアルのコンセプトを簡単に説明すると、「ARRIVAL」の「A」を元に具体化したロゴマークで、ロゴタイプは和欧両方を作成しており、配色は安心感が得られる茶色にしました。
ロゴマークを作成し、提案したものは気に入っていただいたのですが、不動産屋として認識されない可能性があるので「キャッチフレーズを作りませんか？」ということを提案しました。

代表である石橋さんは在職中に社外研修にて社是や社訓といったものの必要性について理解があり、社としての指針となるキャッチフレーズを作成することに。

この頃プライベートでは、昨年亡くなった父の遺品整理や実家の売却を行なっていました。また、数年前には戸建ての住宅を新築したばかりだったので「不動産とはなんぞや？」と思いめぐらすことが多かったのです。

遺品整理の中で、実家の地鎮祭から入居するまでの一連の写真を見た時に「父たちがどういった思いだったのか」は本人たちから当時の思いを聞いていないのでわかりません。
私たち夫婦が新築する時に配慮したのは子供たちへの「教育環境」でした。もっというと「幸せになってほしい」という願いです。なので父たちも同様に、私たち子供に同様の思いを持っていたのではないかと思います。

このあたりをキャッチコピーとしてどうコンパクトに収めるか考えあぐねました。

そしてようやくまとまったのが「不動産には愛がある。」です。

「不動産を愛しています」でも「愛こそ不動産である」でもなくです。
土地を購入する時、建物を立てる時、テナントを借りる時に未来への思いを簡潔に説明するとしたら、このコピーとなりました。

正直ストレートで少々気恥ずかしいコピーに感じますが、コンセプトを理解していただき石橋さんに受け止めていただきました。ひとつひとつの不動産を、ひとりひとりのお客様への夢の中継地点として街の未来を作っていくはずです。ぜひアライバル石橋さんをよろしくお願いします。

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代表取締役 宅地建物取引士・相続診断士
石橋聡己さん