筋膜リリースはフォームローラーではできません!
こんにちは。
なかむぅです。
筋膜リリースといえば・・・
これ!
「フォームローラー」
検索エンジンで検索すると必ず出てきます。
フォームローラーの効果としてよく言われているのは、この2つ。
確かにこの効果を経験したことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし!!!
なぜこの効果が得られるのか?
これはまだ十分に解明されていないのが現状です。
さて、話を戻しまして
「フォームローラーで筋膜はリリースできない」
こう考える理由は
フォームローラーを使った筋膜リリースを解説している情報の中に出てくる「筋膜」
みさなんがどこのことを言っているのかと言うと
「筋肉を包む膜」
「全身をボディスーツのように包んでいる膜」
このように解説しているものがほとんどです。
で・・・
ここ言っている筋膜は
実は
「筋外膜」
と
「腱膜筋膜」
この筋膜のことなんです。
どゆこと????
順を追って説明しましょう。
まず、この2つの筋膜がどこに位置しているのか簡単に解説。
一番上から
「表皮」
「真皮」
「浅い位置の脂肪層」
「浅筋膜」
「深い位置の脂肪層」
「深筋膜」
「筋肉」
そして
「骨」
こんな順番で存在しています。
この中で、フォームローラーによる筋膜リリースの説明で出てくる「筋外膜」と「腱膜筋膜」はどこに当たるのかと言うと
「深筋膜」
この位置にある筋膜のことを言っています。
(※書籍によっては筋外膜と腱膜筋膜を分けて記述しているのものもありますが、今回は2つを合わせ”深筋膜”と呼ぶことを採用します)
そして、この深筋膜
めちゃくちゃ強靭なんです。
どれくらい強靭かと言うと・・・
かなり強い力を加えないと形態が変化しない、という報告もあります。
なので
フォームローラーを使ってコロコロほぐしても
いわゆる「筋膜」を
リリースしたり
ほぐしたり
剥がしたり
といったことは無理なんじゃないかなぁと思っています。
さらに
筋膜・Fasciaの研究の第一人者で
Fascial Manipulation®の創始者の1人
Carla Stecco先生に直接伺った話なんですが
Carla先生いわく
「フォームローラーは深筋膜ではなく浅筋膜に刺激を与えています」
だそうです。
筋膜・Fasciaの解剖・研究を第一線でされているドクターの見解なので
かなり信憑性は高いと思います。
じゃあ、筋膜はリリースできていないとして
なんでフォームローラーでほぐしたあとは動きやすくなったり、痛観が減ったりするの?
疑問ですよね・・・
このことについてはユーチューブでも大まかに解説しています。
ご参考になさってみてください。
★追記★
誤解のないようにしたいのは、フォームローラーを否定しているわけではないってことです。
私も自分のケアで使ったりクライアントさんのセルフケアで指導することもあります。
ただ
「筋膜」を「リリースする」のは無理だろうなということ。
あと
体に対するデメリットを含め
まだまだフォームローラーやストレッチポールの効果や作用が十分に解明されていないといったところもあるので
使用する時や指導する時は注意が必要だなと思ってます。
では👋
なかむぅ