はじめての全身麻酔 その3「ぜんぶ」
最近、甲状腺腫瘍切除とバセドウ病治療のため
甲状腺を全摘出する手術を受けました。
その時のお話です。
これから全身麻酔の手術を受ける方(特に男性)の
参考になればと思い、
また自身の記録用に、書きます。
(前回のあらすじ)
甲状腺にできた腫瘍の検査のため大病院に。
良性か悪性化を見極めるためノドに針を刺すという苦行(検査)を味わい
結果は1ヶ月後とのこと。
今日は大病院への2回目の通院。
前回腫瘍が良性か悪性かを見極めるため
「穿刺細胞診(せんしさいぼうしん)」で
ノドに針を刺し、細胞を採取したのですが
その検査の結果が出るのです。
良性であってほしいなぁ…
先生)うーん、結論、わからないですね。
僕)え?
先生いわく
採取した細胞は良性だったのですが
腫瘍が大きいため、たまたま採取した場所が
良性だった可能性があるだけで
他にも悪性の部分があるかもしれないとのこと。
それなら穿刺細胞診やる意味あった?
でも少なくとも良性の望みはつながったし
首をさわったかんじ、硬くないので大丈夫ちゃうかなぁとのことで。
少しだけ安心。
しかししかし、このあと
それよりももっと重大な事実を告げられたのです。
先生)前回血液検査した結果、
バセドウ病を発症しています。
バセドウ病とは…
簡単に言うと甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、
放置しておくと身体の各所に影響を及ぼす病気です。
甲状腺ホルモンは少なすぎてもダメ(この場合「橋本病」になります)、
多すぎてもダメなんですね。
僕の場合はホルモンが過剰に分泌されていたため
過活動状態になっているとのこと。
つまりいつも以上に元気なはずとのことでした。
しかし、ここ最近そんなに元気だったかなぁ。
いつもと変わらない(インドア派)ような…。
これで過活動状態なんだったら、
もしバセドウ病が治ったらどうなるんだろう…
1日中寝ているんだろうか。
だったら過活動状態のままでいいけどなぁ
なんてボンヤリ考えていたところ
先生)放置すれば臓器に影響を及ぼすなど大変なことになるので
バセドウ病も治療しましょう。そのために
左側の甲状腺も切除しましょう!
僕)ええー!腫瘍がある右だけでなく
左側もとるんですか?つまり…
先生)そう。甲状腺を全部摘出します。
エラいことになってきた…
甲状腺を全摘出すれば
生きていくために必要なホルモンが全く出なくなります。
それは薬で補うので大丈夫ということでしたが
現在でも血圧と糖尿の薬を飲んでいる身からすれば
これ以上薬を増やされるのはキツい!
左の甲状腺は残すことはできないか?
セカンドオピニオン(ネット)等でも意見を聞いてみましたが
回答いただいた先生全員が「とったほうがいい」とのことでして…
それでも覚悟が決まらないまま、
次回CTをとったり、麻酔科の先生との面談となるのでした。
(その4につづく)
普段はフリーの求人ライターをしています。
あとゆる~くダンスインストラクターも。
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