差がつく！「コンセプトシート」の作り方と新規事業成功の5つのポイント
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2025.2.26 発信＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
差がつく！「コンセプトシート」の作り方と新規事業成功の5つのポイント
みなさんこんにちは！中小企業診断士の山本哲也です。
今回は、新規事業や企画に携わる方に向けて、アイデアを「形」にするための強力なツールであるコンセプトシートをご紹介します！
「これは絶対成功する！」と思ったアイデアが、周囲に伝わらない。そんな経験はありませんか？
「誰のためのアイデア？」「本当に実現可能なの？」と疑問を投げかけられ、自信をなくしてしまう…。
しかし、これは 新規事業に挑戦する人にとって、避けて通れない道 でもあります。
成功する起業家は、むしろ 「誰にも理解されないということは、逆にチャンス！」 と考えます。
スティーブ・ジョブズはこう言いました。
「人々は、自分が何を求めているのかを教えられるまで知らない」
iPhoneが登場した当初、否定的な意見も多くありましたが、今ではスマートフォン市場の大半を占めています。
では、アイデアを「伝わる形」にするにはどうすればよいのでしょうか？
そのために活用したいのが 「コンセプトシート」 です。
なぜ、アイデアは伝わらないのか？3つの落とし穴
① ターゲットが不明確
「誰に向けたアイデアなのか」がぼやけていると、相手に響きません。
② 熱意が先行し、論理が欠けている
「これ、絶対いいんです！」と感情で伝えても、相手は納得しません。論理的な根拠が必要です。
③ 自分の視点に偏っている
アイデアのブラッシュアップには、他者の視点を取り入れることが不可欠です。
「コンセプトシート」がもたらす3つのメリット
「コンセプトシート」は、アイデアを整理し、説得力を高めるためのフレームワークです。
① 視点が広がる
「このアイデア、本当に必要とされているのか？」を多角的に考えられる。
② 情報が精査される
過去に似たサービスがあれば、それを参考にできる。競争優位性を高める材料にも。
③ 自己気づきが生まれる（オートクライン効果）
他者に話すことで、自分の考えが整理され、新たな発見につながる。
コンセプトシートの作り方（5つのポイント）
1. 「誰に」提供するのか？
ターゲットを明確にする。例：「忙しくて食事のバランスが崩れがちな30代のビジネスパーソン」
2. 「どんなニーズ」を満たすのか？
ターゲットの 「困りごと」 を具体的に定義する。
3. 「何を」提供するのか？
顧客のニーズを満たす ベネフィット（価値） を明確にする。
4. 「どうやって」提供するのか？
サービスの提供方法を考える（オンライン・対面・サブスク型 etc.）。
5. 「なぜ、私たちが」提供するのか？
競争優位性や、自社の強みを明確にする。
例えば、スターバックスはこのように整理できます👇
✅ 誰に？ → 仕事帰りにリラックスしたい都市部のビジネスパーソン
✅ どんなニーズ？ → くつろげる空間で、質の高いコーヒーを楽しみたい
✅ 何を提供する？ → 高品質のコーヒーと快適な店舗体験
✅ どう提供する？ → おしゃれな店舗、温かみのある接客、Wi-Fi完備
✅ なぜスターバックスが？ → 独自のブランド力と、こだわり抜いた豆の調達・焙煎技術
コンセプトシートは「たたかれるため」にある？
スターバックスの「サードプレイス」というコンセプトも、最初は創業者に否定されました。
しかし、ハワード・シュルツはその後もアイデアを磨き、現在のブランドを築き上げました。
つまり、アイデアは、たたかれることで磨かれるもの なのです。
そのために 「見える化」するツールとしてコンセプトシートを活用することが重要 です。
まとめ：コンセプトシートを活用し、アイデアを「伝わる形」に！
アイデアを成功に導くには、単に「思いつき」で終わらせず、しっかり整理し、他者に伝わる形にすることが不可欠です。
✅ 他人の協力を得やすくなる（投資家や上司へのプレゼンがスムーズに）
✅ アイデアの優先順位が明確になる（実現可能性を高める）
✅ 建設的な議論ができる（チームでの意思統一がしやすい）
「このアイデア、本当にうまくいくのか？」
そう感じたら、一度 コンセプトシートを作ってみませんか？
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１．セミナー登壇情報
▼今月下旬に行われる堺市の中学校教頭先生向け研修会にコミュニケーションをテーマに登壇します。
教頭先生の会に行ってまいりました。
中間管理職向けコミュニケーション講座の中身を先生用にアレンジして臨みました。
一言で言うと、「先生は、感受性が高い」
ニュースなどで先生という仕事の大変さやブラックさが話題になりますが、もちろん、それもあると思うのですが、きっと先生は感受性が高い人が多いんだろうなと感じました。
その理由は・・・
たった90分の講義でしたが、対話や言葉のチョイスの大切さに対する意識や吸収力がすごいです。
やはり子供たちと過ごす時間が長いことが原因なのでしょうね。。
▼アクティブ・ブック・ダイアローグ＠なんばスカイオ
数人で一冊の本を分担して読み、軽く飲みながら対話を楽しむカジュアルなイベントです。
２０２５年３月は別のワークショップを予定しています。４月以降の予定はこちらから https://andnext.peatix.com/
2．エキスパート派遣制度 ＠堺市産業振興センター
「社内研修会の講師を派遣してほしい」「自社商品開発のためのマーケティング計画を作りたい」「生産現場の改善活動に対するアドバイスを受けたい」 「現在の経営環境に即した経営計画策定の支援を受けたい」など
直面する経営課題解決の支援はもちろん、必要があれば関連する様々な課題について、当センター制度・事業との連携により、その解決の方法をご提案します。まずは、お気軽にご相談ください。
https://www.sakai-ipc.jp/bizsupport/management/specialist/search/profile.php?id=88
３．補助金・助成金情報など
▼ものづくり補助金がスタートしました。
公募要領が発表されました！
申請期限：4/11～4/25 17時まで
申し込み枠は、２種類
①「製品・サービス高付加価値化枠」革新的な新製品・新サービスの開発による高付加価値化に取り組むために必要な設備が補助されます。補助上限は従業員数によって変わります。750万円～2,500万円
補助率は、中小企業1/2 小規模・再生事業者は2/3です。
②「グローバル枠」海外事業の実施による国内の生産性向上
補助上限は一律3,000万円 補助率などは同じです。
補助される主な経費は、次の通り
＜共通＞機械装置・システム構築費（必須）、技術導入費、専門家経費、運搬費、 クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費＜グローバル枠のみ＞海外旅費、通訳・翻訳費、広告宣伝・販売促進費
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