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アルメニア ノラヴァンク

タテヴ修道院から車で3時間ほどの赤い岩の崖に挟まれた谷に建っている。教会は明るい橙色の石でできている。周囲の山で採られたものだろうか。上下2層を持ち、縦長のプロポーションで非常に彫刻的だ。

細長い姿が切り立つ崖の間に存在感を放っている。祭壇のある部屋に登るための階段が教会正面の左右に設けられていて、これがファサードにアクセントを与えている。切妻屋根に乗る円筒部分の開口が大きく、また石の色もあって内部空間はかなり明るい。色とプロポーションによってタテヴ修道院とはちがって軽快で洗練された印象を与える。

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