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ちんちん期の終わり

後輩に脅されて文章を書くことになりました。
よろしくお願いします。

最近、私の姉の息子、すなわち甥がちんちんにはまっているらしい。
4歳になる彼は、ことあるごとに自分の股間を見せびらかし、にやにやと笑うそうだ。
カメラを向けた際も、すぐにパンツを脱いでしまうので、写真もまともに取れないと姉は嘆いていた。

そのことを、件の後輩に話したところ、どうも男子の一生に何度もやってくる“ちんちん期”の最初の一回ではないかということであった。
この後輩は、詳しいことは伏せるが、ちんちんを長年にわたり所持しているだけでなく、街中であろうと所かまわず「ちんちん」と突然鳴き声を上げる、いわばちんちんのスペシャリストといった存在である。
彼が、甥に“ちんちん期”という診断を下したのであれば、おそらくそれは正しいのだろう。

後輩によれば、第一次ちんちん期は、とにかくちんちんそのものが面白く、さらに周りが自分の股間にリアクションを示すことでそれがヒートアップするのだという。
確かに、甥は、姉のリアクションを楽しんでいる節がある。実のところ、甥が露出狂的な成長を遂げないか不安であったが、後輩の言う通り、ただの誰にでも訪れる(らしい)ちんちん期なのであれば、さしたる問題ではなく、むしろ暖かく見守るのが正しいのであろう。
言われてみれば、子供は「うんこ」だ「ちんちん」だのが確かに好きなのだろう。というよりも、人間が、触れてはいけないという部分に触れるのが好きなのだというか、そのあたりはだれしも覚えがあると思うので細かいことは置いておく。
コロコロコミックなんかも「うんこ」だの「ちんちん」だのが面白かった記憶があるし。

しかし、そうしたちんちん好きにも波があり、それを“第〇次ちんちん期”というというのは新しい学びであった。
後輩本人が、第何次ちんちん期なのか、ちんちん期は何回ほど訪れるのか、終わりはあるのか、などは彼がどこまでのちんちん狂いなのか測りかね、恐ろしくて聞くことができなかった。が、今一度、それとなく探りを入れてみようと思う。
四半世紀にわたりちんちんを大切に所持し続け、いまだに「ちんちん」という鳴き声を上げるからには相当のちんちん狂いとは思うが、かわいい甥の成長のため、そんなちんちん狂いからであってもしっかりと情報を得る必要がある。ちんちん狂いとはいえ、ちんちん有識者であることに違いはないのだから。虎穴に入らずんば虎子を得ず。

もし今後、更新がなければ、私は後輩によってちんちん狂気、いわゆるTIN値を植え付けられたうえ、永久のちんちん期に閉じ込められ、「ちんちん」としか発話できないちんちんの奴隷、ちんちん狂いになったと考えてもらいたい。

それでは、“ちんちん期”について、改めて調査してこようと思います。
おさらば。

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