親知らず(埋伏歯)は1本ずつ抜こうね!(3)
眼下の、JRが一晩中すごい音で走るので、熟睡できなかった。
麻酔で寝るので、寝不足とかあまり関係ないか。
いざ、手術当日、順番が決まった。
Aさんが9時から、Bさんと僕が11時からとなった。
ということは、Aさんが血まみれでうんうん言いながら帰ってくるところを
見届けてから、僕は手術に向かうことになる。
全身麻酔なので、昨日の夜と今日の朝食は食べさせてもらえない。
ベッドの上で少しお腹が減りながら、久しぶりに本などゆっくり読んでいる。
11時ごろAさんがガラガラと動くベッドに乗って病室に戻ってきた。
まだ麻酔が効いているのか、名前を呼ばれても弱々しい声だ。
気分がわるそうだ。あんな感じになるのか。。。。心臓がバクバクしてきたけど、無理して余裕な感じを通した。
11時半にいよいよ名前を呼ばれ、歩いて手術室に行った。
手術室では、以前診察で通っていた時の麻酔科の先生と、主治医の先生がニコニコと迎えてくれた。
奥の部屋で寝かされ、左手に管を入れられる。多分麻酔の管。
大学病院だからか、麻酔科の先生はかなりテンパっていて、管挿入の時の腕に巻くゴムが上すぎて、担当医に怒られていた。
そして、案の定、管が真っ直ぐ入らない。何回かやり直す。
少し不安になる。担当医がいるから大丈夫か、、
準備が整い、麻酔入れますよーと言われたら、瞬間に麻酔が効いて落ちた。
4に続く