
109、2021年10月31日(日) ハロウィンでなくて焼き栗祭りだよ!
カタルーニャでは今日はハロウィン(ハロウィーン?どっちでもいいがな)でなくて、焼き栗祭り。その名も「Castanyada」カスタニャーダという。名古屋弁みたいだがね。かすたにゃーだ!夜散歩して、道端で売っている焼き栗を買って食べるのだ。スペイン全国的な伝統ではなく、バスク地方とあとガリシア地方でもやるらしい。
もともとは明日11月1日が諸聖人の日で祝日。ヨーロッパでは休みのところが多い。これは日本のお盆のような日、みなお墓参りをする日。これとケルト文化の死者の日がミックスして海を渡りハロウィンになったという説あり。
ということで、焼き栗祭りの起源は、先祖の霊が戻ってくるからその前の晩は寝ずに教会の鐘が鳴るたびにお祈りしていて、徹夜するために焼き栗を焼いて食べて、あったかくして、甘いワインMoscatel(モスカテル)を飲んでいたらしい。(結局お酒かーい!)
ハロウィンで仮装して浮かれていると、「ハロウィンなんてアメリカのものだよ!カタルーニャはカスタニャーダだよ!」と怒られる。
今週はうちの息子も学校の近くでクラスメートと焼き栗を焼いて、それを午後8時ぐらいまで近所の公園で売っていた。これは修学旅行に行くときの経費に使うという、ようわからんシステム。あとケーキなども焼いて売る。息子はシフォンケーキを焼き、わたしはバナナブレッドを焼いて持たせたら、ちゃんと売れたらしい。ってか、コロナの時代に誰が作ったかわからんものを買って食べるってどうよ?と思うのだが、それは日本人的発想ですかね?
ちなみに「今日は栗ご飯にしようかな~」と言ったら、「もう栗はしばらく見たくない、俺、残ってるやつ全部食べてたから…焼き栗の匂いも嫌だ...」らしい。さすがの栗大好きな長男も飽きたらしい。(*´艸`*)