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【ハナヤマタ】笹目ヤヤの魅力について

 初めまして、コンテナ店子と言います。

 今回は、ハナヤマタの中でも中心人物の一人というべきでしょうか。欠かせないキャラクターの1人でもあるヤヤの魅力を語ります。ハナヤマタの中でも最も出番の多いキャラクターはなるとハナですが、その2人の次に出番が多いと言えば1巻からずっと出ているヤヤでしょう。

 他にも、きららファンタジアにハナヤマタが参戦した際に登場したのは上記の三人でした。そこで、今回はヤヤについての魅力を1つ1つ語って行こうと思います。個人的にもけっこう大きく掘り下げられている登場人物の1人が彼女だと思っているので、かなりこの時を楽しみにしていました。それでは行きます。

ハナヤマタがきららファンタジアに参戦した時のツイート


①強いプライドを持っていて、それに対して努力をしている


 ヤヤは誰よりもかっこいい自分に対して強いプライド、誇りを持っています。これについてはもう言うまでもないかもしれませんが、彼女の行動や言動を解説する上で欠かせない存在です。24巻「ラゲッジ・ブルー」において、デパートのイベントに出た時、周囲の人を見て愕然としていた姿を例に出せばわかりやすいでしょう(4巻P29)。

 それ以外にもこのイベントの前に行われたダイエットの話をしている下りでもその様子が多く見えます。彼女は他のキャラクターに比べて非常にそれに対する知識を多く持っているのを披露しています(4巻P16)。

 また、1話「シャル・ウィ・ダンス?」において、なるから勧められた本を断る時に、その理由を自分のイメージと合わないからであると答える所もその理由としてあるでしょう(1巻P7)。普通であれば、理由なんか言う必要はないですし、後で読んでおくみたいなお世辞でごまかすこともできたはずです。わざわざ理由を付けて断るということは、やはりなるに自分のかっこいい所を見せたいのでしょう。

なるに本を勧められて断るシーン

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引用元:浜弓場双(2011).ハナヤマタ①(P7) 株式会社芳文社

 このように、ヤヤは自分をかっこよく見せることや自分の中のイメージを保つことに非常にこだわりを持っています。ただ、それのせいで自分が不利な状況に陥ってしまう事や自分が思ってもみなかった事になってしまうことがあります。

 そもそもを言えば、なるがよさこいを始めたことすらも予想外と言えるでしょう。これは、なるに一緒に断りに来て欲しいと言った時には嫌がったのに(1巻58)、実際に始めたら即止めさせようとしたのを見ればそれがわかるはずです(1巻P146)。そして、その時なるが反発して来たせいでよけいになるとの距離が遠ざかってしまいます。普段の大人しい彼女の姿を見ていればこんなことになるのは予想外だったのでしょう。

断りに行くのを嫌がるシーン

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引用元:浜弓場双(2011).ハナヤマタ①(P58) 株式会社芳文社

 ですが、一度言いだしてしまった以上そう簡単には引き下がれないのが彼女の性格です。たとえ自分にとって大切な存在であるなるを遠ざけることになったとしても、彼女に対して「いつもおどおどしてて人前ではすぐ赤くなっちゃうくせに」というひどい言葉をぶつけることになったとしても、それも全部自分のプライドを守るためです(1巻P148)。

 そして、そんなプライドのせいで最も大きな試練も彼女に舞い込んでしまいます。ですが、これはもっと詳しく語りたいのであとで解説します。

 このように、彼女は自分のプライドのために己を追い込むことやより不利な状況に追い込んでしまうことは一見マイナスポイントのように見えますが、決してそうではありません。

 エリク・H・エリクソンが提唱した発達段階に応じた年齢別発達課題を参考にします。彼女らの年齢に即した13歳から19歳までを例に出すと、この時期は今までに形成されたアイデンティティでは満たされず、より社会から望まれる人へとなろうとする傾向にあるようです。

 ヤヤに当てはめてみればよくわかるでしょう。彼女のアイデンティティと言えば作中で名されている物だけを言えば7組目「つぼみ。」で紹介されていたなるから信頼されていると言うポイントでしょう(1巻P155)。

 しかし、これでやれていたアイデンティティは中学生になったことで今までの物より大きなものを求めるようになります。それで始めたのが1巻の冒頭でも言っていたファッションやネイル、そしてメインでやっているバンドもそうでしょう。これが彼女のアイデンティティと密接にかかわっているのは、22組目「グレープフルーツジュース。」において、「ただ自分が上手くやっているのが好きなだけ」と発言していたのが根拠になります(3巻P168)。バンドをしていてランなどにいい様にされているのが楽しくて仕方がなかったのでしょう。

 よって、ヤヤはプライドを守るために自分を度々追い込んでしまいますが、それほどまでに大切にしているがゆえに、それに関することが起きた際にはより興味深くなるようになっています。

②アイデンティティにおいて主人公のなるの存在が大きい


 彼女のバックストーリーの形成において、主人公であるなるの影響が大きいのは上記のとおりです。補足で付けくわえておくと、バンドなどを始めたことによって新たなアイデンティティが産まれたのは間違いない一方で、なるの存在も当初から大きいことは言うまでもないでしょう。

 具体例を挙げると、彼女はなるにお願いされると断りにくい所が例に挙げられます。14組目「グリーン・グリーン」(2巻P131)において、よさこい部形成のために名前を貸したと言うシーンがありますが、これも恐らくなるにお願いされたのでしょう(2巻P131)。

よさこい部に名前を貸すシーン

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引用元:浜弓場双(2012).ハナヤマタ②(P131) 株式会社芳文社

 他にも、17組目「天使のスタデーソング」において、タミが作った音楽にヤヤの物を追加しようと言う話になった時、ハナに言われた時には断っていたのになるが落ち込んでいた際にはやると言った所もそれであると言えるでしょう。

 このように、ヤヤはなるの前ではいい様に見せようとする姿勢が見えます。その根拠はやはり彼女からは頼られる存在でいたいと言う気持ちがあるのでしょう。これは、自分の弱い所を見せようとしない部分が根拠になります。

 23組目「87プログラム」においてなるたちがダイエットをしようとした時に、痩せるために努力をしているという点を隠そうと太らない体質だと言い出すことがあげられます(4巻P12)。自分もダイエットをしていると知られると、それをしなかったら自分たちと同じようになると2人たちに思われたくないのでしょう。

ヤヤがダイエットをしていることを隠すシーン

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引用元:浜弓場双(2014).ハナヤマタ④(P12) 株式会社芳文社

 余談になりますが、本当に努力していないというわけではありません。しかもそれはなるに気づかれています。31組目「Interview with the Bloom」でヤヤの家にやってきた時の事を見ればわかるでしょう(5巻P48)。この時なるは勉強をしているところを話します。ですが、これは勉強だけではないでしょう。

 話を戻します。このように、なるに対して頼られたり応援されることに彼女は強くアイデンティティを感じています。ファン目線から見てもそれは変らないことは、原作者がそこまで関わっていなさそうなきららファンタジアにおいて彼女を召喚した際に「なるが心配だから」と言及しているシーンがあるのを見れば言うまでもないでしょう。

 これが作中へと良い意味で働いているシーンを上げるとするならば、なるがよさこいを始めることになった際に障壁として立ちはだかった時があげられます。7組目「つぼみ。」がそうです。彼女がよさこいを始めるきっかけの1つとしてそれがあるのはいいですが、逆に障壁として立ちふさがる側にも魅力がないとそうすることに納得できませんし、それを乗り越えた際の達成感が産まれません。

 その根拠として、アカデミー賞の作品賞にノミネートした「君の名前で僕を呼んで」を例に上げます。この作品ではティモシーシャラメ演じる主人公がアーミーハマー演じる男に恋する話ですが、これが実るのに大きな感動を受けるのは、アーミーハマーのキャラクターが魅力的な男性として他の女性から持ち上げられる姿や中々振り向かない姿を描いていたからです。


 これと同じように、ハナヤマタにおいてはヤヤに認められたいという思いでなるはよさこいを始めますが、ヤヤのなるが自分の元を離れて欲しくないと言う気持ちや彼女の優しさへ強くアイデンティティを感じている姿を描いているからこそ、障壁として立ちはだかる動機が納得できます。なので、なるがそれを乗り越えたことに達成感を感じるのです。

 また、なるがよさこいを踊るのを見せる前に、ヤヤが葛藤しているシーンがあります。これについても上記と同じです。彼女が冒頭のシーンで強く感情をぶつける様子を見せて、意志の強いキャラクターとして表現されるからこそ、その変化にも重みがあるように見えます。

 このように、ヤヤはなるの感情をより強い物にすると言う形や、キャラクター同士が仲良くなっていく過程を描いていくうえで、その内容をより深くする役割を担っています。


③他のキャラクターと仲良くなっていく過程が良く描かれている

 ヤヤは元から面識があるなるとタミはともかく、他のキャラクターと仲良くなり1つのチームのメンバーとなっていく過程をよく描いています。彼女の考えや行動には強い重みがあることは上記のとおりです。

 早速実例を見ていきましょう。最初の1つをあげるならば、ハナと仲良くしていたシーンがあるでしょう。彼女の事を内心見下しているのは、4組目「手のナル方へ」において彼女が貼りだしたよさこいメンバー募集の貼り紙を「一体誰がこんな張り紙で来るのか…」と言っているところを見ればわかるでしょう(1巻P86)。

 そこから彼女となるを通してではありますが、一緒に行動する様にまでなったのかは、やはり8組目「Girls style」において、ハナとバーガーショップで話していたシーンが大きいでしょう(2巻P18)。ここでヤヤはハナから「何もやらないくらいだったらやって後悔した方がいい」という話を聞きます。これは、彼女が以前なるに語っていた「したいことした方が楽しい」という発言と一致していますし、彼女は中学生時代を短いと感じている発言もしています。20組目「tea time」において「青春は儚いなんて言うけど、私は絶対そんな毎日を送りたくない」と明言している点です(3巻P95)。

 ヤヤはハナに対してある程度ここから一緒に行動するようになったのは、やはり自分の考えと彼女の考えを重ねるようになったからでしょう。バーガーショップのシーンでハナの頬を抓っているのは、「一緒にいるとなんだか楽しくなってしまう」と感じたところが、下に見ていた相手と自分の目標であるみんなから憧れられるような存在になりたいという気持ちが似ているからではないでしょうか。

 上記のように、この回でヤヤはハナに対してただよさこいをしているだけでじゃなくて、色んなことをして楽しくなりたいと言う自分と似た目標を持っていることを知ったから、彼女の存在をある程度認めたのであると言えるでしょう。

 また、ハナと同じように本編が始まってから距離を近づけたキャラクターとしてマチがいます。加入まで会話をしたシーンもほぼないのでほぼほぼ他人だった状態から距離が近づいたと言えば、最初は30組目「Little Miss Sunflower」においてあった、衣装を手に入れるためのシーンでしょう。

マチとほぼほぼ初対面のヤヤの様子

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引用元:浜弓場双(2014).ハナヤマタ⑤(P4) 株式会社芳文社

 しかし、これで他の2人ほど距離が近づいたかと言われるとそうではないと思います。その証拠に、彼女らの間にはもう1幕あります。36組目「友をたずねて三千里!?」において、なるが何故かマチと仲良くなって距離感が近づいた温泉合宿の時です。 彼女らはハナの策略により2人で観光することになります。

 この時、なると一緒に回りたかったと心の声で言っているくらいに彼女は念を持っていますし(6巻P83)、先輩なんだから何か話すように心の中で悪口を言っていますが、でも、ハナの存在を間に挟んで距離が近づいていきます。彼女のみんなと楽しくいたい、自分だけでなく周囲の人にもそうなって欲しいという目論見通りになってしまうというのに共感を持ったシーンですが、他人に気遣うと言うことに感謝の気持ちを感じている行動をとったシーンは他にもあります。

話さないマチに文句を言うシーン

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引用元:浜弓場双(2014).ハナヤマタ⑥(P83) 株式会社芳文社

 24組目「ラゲッジ・ブルー」において、なるの思いやりにいつか恩返ししたいと言ったタミに共感したシーンです(4巻P44)。これにより、彼女がマチの言うハナが他人に気を使っているという点やなるとタミが自分に甘すぎると言う話に共感して距離が近づくことに納得が出来るようになっています。

 また、上記の観光で距離を詰めたシーンに関しては、ずっとなるを奪われたりピンポンで負けたりとマウントを取られていた相手から、ハナが気遣ってくれたのに上手くできないことを口にされたという点もあります。隙が無い相手だと思っていたのに隙を見せたという点に関心を向けたのです。

 実際彼女はここで驚いたような表情を見せています。恐らく、隙を見せられたくない自分と似たような物をマチに感じていたのでしょう。だから、それに驚いたのです。実際2人が似ていると言う所は、20組目「tea time」でタミが誰かに頼ることが出来ない人をヤヤの他にも1人知っていると言う所でわかるでしょう(3巻P113)。

 このように、ヤヤは他のキャラクターと距離を近づけていくシーンが非常に多くみられるうえ、それらの根拠が他人から見ても納得できるものになっているので、より関心を深められるようになっていると言えるでしょう。


④ランに対して先輩としての顔を見せる

 6巻以降5人の後輩であるランとわ子が登場しますが、特にランに対して先輩としての顔を一番よく見せていたのがヤヤであると言えるでしょう。最初にそれが光っていたのは、42組目「キャッチ・ラン・イフ・ユー・キャン」において、ランを喫茶店へと誘ったシーンがあります(7巻P57)。ここで、なるとハナが自分で何とかしようとアプローチを続けていた一方で、それを面倒に感じていた所もあると言う意味で親近感を感じたのでしょうか。

 この喫茶店で話すシーンで、2人との距離感について語っていたのはもちろんのこと、それ以外にもランに対して自分なりに一番いいと思った言葉を言います。これは、おそらく今までの彼女の経験から学んだことなのでしょう。

 2人が自分に興味を持ってくれていただけでも嬉しかったりすると言ったことから語ります。とは言っても、これについてはもう言うまでもないでしょう。バンドが解散して大きなアイデンティティを無くした際に、それでも興味を持ってもらっていたことによって、すぐにまた別のアイデンティティを作ることが出来たからこそ立ち直れたからです。

 普通であれば、嫌いだと言われた相手に対して声をかけることなんて中々出来ることじゃないのに、それでも自分に興味を持ち続けてくれていたことによってヤヤは自分のアイデンティティを取り戻すことが出来た上、結果として強いきずなを作ることが出来たので、なるたちの行動をただ否定することも出来ないし、今度は自分が彼女らのようになってあげたいのでしょう。

 そして、ランに対して、ハナへの対応を見た際に自分と似ていると感じた点も予想できます。これについては、自分の好きな人がハナと仲良くしたせいで距離が離れてしまったように感じたという点が根拠になります。

 ランに関しては、39組目「ラン・プール・ラン」において、ヤヤのバンドメンバーとしての姿がかっこよかったと語っているシーンが該当します(6巻P171)。それに対してヤヤは7組目「つぼみ。」において、なるがよさこいを始めようとした際に強く反発したことが例に上がります。このように、ヤヤは、ランに対して最も親近感を感じたキャラクターであるがゆえに、彼女に寄り添ってあげようとしたのです。

 また、それ以外にも、47組目「Rボート」と48組目「The six Musketeers」において、タミの家でよさこいを見せたシーンもあります。ここでもヤヤが先導して行っていますし、彼女に寄り添いたいと言う気持ちをわかりやすく表現するがためにランが作った振り付けを披露します。

 ここでも、わかりやすく彼女は自分とランの共通点を表現しています。そうです、自分の気持ちを前に出し過ぎて他人を傷付けてしまう点です。でも、自分も変れたとは言って例になろうとします。

ランが他人を傷つけてしまうシーン

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引用元:浜弓場双(2015).ハナヤマタ⑦(P151) 株式会社芳文社

 そしてそれからハナやなるを出して、互いに互いを支え合えるようになったことを言っています。これが上記のアイデンティティの変化です。ここで言っている内容は、そこまでたくさんの事を言っている訳ではないですが、それでも響いているのは、ランがヤヤの事を孤独でかっこいいと思ってたら、実際は他のメンバーと支え合っていたと言うことで、彼女がなぜよさこい部に入ったのかという回答にもつながっているという点です。

 このように、ヤヤは今までになかった先輩としての一面や自分のアイデンティティ再形成した経験をランとの会話によく織り込んでいます。これは、彼女本人も言っていますがはじめての後輩が出来て嬉しいというのもそうでしょうが、それ以上に自分に憧れていたと言う話を聞いたり、自分と似てる部分を感じたと言うところがあるでしょう。

 また、ヤヤがアイデンティティを再形成した際に、その障壁が大きかったことも、彼女の言葉に説得力を持たせています。ハナヤマタの中でも、最も大きな障壁の1つであったからこそ、彼女が言う言葉に説得力があるのです。

⑤3巻後半のストーリーや表現が素晴らしすぎる

 これについては、もうこれだけで記事を作れるくらい好きなので、たぶん出します。今回も軽くくらいは語っておきます。ここに該当するエピソードとなる20組目~22組目までは、自分が見た限りでは、作者である浜弓場双作品の中でも有数の素晴らしさだと思います。

 キャラクターの感情の変化についても、ヤヤがだんだん追い詰められていく姿を今までにずっと描き続けていたので、それが爆発したことにより、それまでのヤヤの言動にもより深みが産まれてきます。この時何を考えていたのかなど考える余地が大きくなっていると言えるでしょう。

 また、それ以外にもなるとハナが本気で怒るシーンが見れるのもこの時です。彼女らが自分らのしてきたことを一緒にしてきたのに、否定されたと言うことに衝撃を受けたことはもちろんのこと、自分の友達を傷つける目的で心無い言葉を言われたと言う事がその動機でしょう。

 これは、今までメルヘンな世界観で、誰かが誰かを思いやることで進んでいたこの漫画のストーリーからいきなり外れて来たと言う意味でも衝撃を与えています。そして、これは漫画としての表現にも現れていました。2人が本気で怒るシーンには普段は使わない集中線が何度も使われていますし、セリフの吹き出しにも多角形型がほとんどを占めています。そのほかにも、キャラクターが喋るたびに表情が変化するコマが表現されていました。

集中線と多角形の吹き出しが使われているシーン

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引用元:浜弓場双(2013).ハナヤマタ③(P138) 株式会社芳文社

 まだまだたくさん語ることはありますが、あまり語るとこの章だけやたら長くなってしまうのでこの辺で終わらせておきます。個人的にも、ハナヤマタの中でたぶん有数の大好きなエピソードですし、ハナヤマタが好きな人はみんな好きだと勝手に思っています。

⑥ヤヤなるの存在


 ハナヤマタで一番人気あるカップリングと言えばヤヤなるですよね。自分ほど好きではなさそうですが、ハナヤマタを知っていると言うアニメが好きな人の話を聞くとよくヤヤなるが好きだと聞きます。Pixivのタグ検索において他のカップリングに比べても(ハナなる、タミマチ、わ子ラン)、ヤヤなるが多いです。


 このように、このカップリングに人気が高いのは言うまでもないでしょう。ただ、単純に出番がアニメ版のラストに集中していたので、ハナの方がなると一緒にいる期間が多いように感じます。

 個人的にもだからと言ってハナとなるの絆にヤヤとなるの絆が劣っているとは思いません。これらについても語っていきたいのですが、ハナとなるの絆と同じように、これもまた単体の記事をだそうと思います。

⑦まとめ

 このように、ヤヤは他のキャラクター以上に他のキャラクターと会話をしていくことで色々な表情を見せていく存在だと思っています。なるやハナはけっこう誰に対しても同じような表情を見せる一面がありますが、人に対する態度という意味で大きな変化が見えるのはやはりヤヤじゃないでしょうか。

 彼女の魅力をまとめると
・プライドを守ろうとする意志が非常に強い
・なるのストーリーに与えている影響が大きい
・他のキャラクターと仲良くなる過程が良く描かれている
・先輩としての顔を見せる際に今までの経験が活かされている
・彼女の個別ストーリーが素晴らしい
・ヤヤなるの存在
 
 となると思います。

 ちょっと後々語りたいものが多くてごめんなさい。ただ、特別お気に入りと言う訳ではないですが、お気に入りのシーンにヤヤがいることが多くて、そのせいで語りたいことが多いんですよね。

 もちろん、今回語り切れなかった内容についてもいっぱい語る記事を書きたいですし、あと、次回はcomic FUZのハナヤマタの連載でわ子ラン編が完結するので、2人の魅力になるか、話としての魅力になるかわかりませんが、どっちかは出そうと思いますので、宜しくお願い致します。

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