【綿町ダイアリー】#528 しっかりママはダメ夫の味方
僕の人生はひどいもの。
見事に失敗と挫折の繰り返しです。
色んな人と衝突し、諍いを起こし、
罵倒され、蹴り落とされ・・・
それでも生きてこれたのはママのおかげ。
僕は、仕事での些細な会話から、
そのときどきの僕の小さな感情まで、
ほとんどをママと共有しています。
それは僕が行き先を間違えないようにするため。
それでもトラブルは起こります。
そしてその多くは僕が望んでいないものです。
当然、落ち込みます。
僕は自分のフィルタで真実をぼやかさないよう、
相手の意見をそのままママに伝えます。
ママを裁判官であるかのように。
これがいつも驚きなのですが、
そのときママが吐き捨てるように言う言葉が、
僕が心の中で思っていることと同じなんです。
僕が誰かに蹴り落とされてフラフラの時に
まるで僕の心を代弁するかのように、
ママはそれに対して怒ってくれます。
僕はそれに何度救われたかわかりません。
人といざこざがあった訳だから
僕が悪い部分も当然あると思います。
でもママはそこはあまり追及せず
相手をけなし、相手を哀れみ、一蹴します。
かなしい人やね、と。
僕が失敗を引きずらず、
すぐに立ち上がり、前に進めるのは
そんなママの初動にあると思います。
一緒になって怒ってくれる人。
僕は、僕のやりたい仕事をやる。
そうやって我流で生きてきました。
そこには情熱しかありません。
そしてその情熱をまっとうできているのは
ママのおかげなんだと。
そう思うのです。