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【綿町ダイアリー】#130 僕とお酒について

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュース「スウィートブライド」と「綿町カフェ」を運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスターの二刀流の日々を綴ったエッセイです。

大晦日に年一でお酒を飲む。

そんな話をしたら、僕とお酒の関係について色々と聞かれるようになった。

僕が断酒したのは2009年。

人生で初めての大きな挫折があったとき。
何より好きだったお酒を自分自身の戒めのために断つことにしたんだ。

それまでの僕はウイスキー党だった。

バーボンよりはスコッチが好きで、中でもアイラ系のカリラやラガヴーリンを好んだ。

人生にくじけそうな時はタリスカーだった。
スカイ島の岸壁にうちつける荒々しい波をイメージしながら飲んだ。バーで飲む一杯のタリスカーに、僕はどれだけ救われたかわからない。

家では、
タリスカーがキーモルトのジョニ黒を愛した。

そんなウイスキーと共存していた僕が、
ある日スパン!とやめたんだ。

何かを犠牲にする事で何かを得る。
そんな風に重く考えなくていいのかもしれないけど、そういう不器用な生き方しかできない。

それが僕とお酒について。

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