【綿町ダイアリー】#184 姫路城マラソン(その2)
僕の応援場所は7キロ地点。
映画の上映でも始まるような感覚だ。
9:21
「まもなく先頭が来ます」とアナウンスが響く。
いよいよだ。時計を見てスピードを計算する。
先頭はキロ3分ちょっとのペース!
やっぱ速いなぁ・・
9:22
先頭集団が目の前を走りすぎる。
速い!
少しの間隔で小さな集団がいくつか続く。
それぞれが団子状態でダーッと一気に過ぎていく。
これは、目がついていかない・・・
9:27
次の集団の足元をボーっと見てると
ん?ベチュラ?え?もしかして、あさやん?
足元から顔に目線をあげたときには
すでにあさやんが目の前を通過中。
うぉー!あさやーん!
思わず大きな声がでる。
僕と目を合わせ、右手を上げるあさやん。
( キロ3分台やん!今日は本気やん!)
本気のあさやんに嬉しくなり、
僕のアドレナリンが身体中に溢れてくる。
9:29。
あさやんの激走の余韻冷めやらぬ2分後。
集団の中から「マスター!」という声が。
ん?と、通り過ぎる集団を見やると、
ヒロがこっちを向いて手をあげている。
おー!ヒロー!
さらに、アドレナリンが吹き出す。
( ヒロも速いぞ。いいペース!)
闘ってる2人の顔にいきなり気分が上がる。
そんな観戦スタートだった。