【綿町ダイアリー】#72 珈琲の秋
2022年11月。
11月に入り、ぐっと気温が下がる。
朝、カフェの開店前に飲む一杯の珈琲。
ひと口飲んだ瞬間、なにか違和感があった。
おそらく気温の変化からくる体感だろう。
オープンカフェをしていた時に感じたほどではないにしろ、あの大自然に囲まれたお山での経験が今の僕の感覚になにかしら影響を与えているのだと思う。
湯温を2度あげてみる。
すると、いつものコクが少し無くなった。
豆の挽き目を1段細かくしてみる。
コクは戻るものの苦味が少し無くなった。
珈琲の味が変わるのは本末転倒だ。
設定は従来通りに戻し、サーバーと珈琲カップの温め方を少し変えてみる。
これだ!
違和感は無くなりホッとひと息・・
つくづく珈琲は生き物だなぁと思う。
だからこそ、面白いのだけれど。