【綿町ダイアリー】#404 空想の中のサイホンコーヒー
最近のドラマに登場するカフェを観てると
そのほとんどがサイホンである事に驚く。
レトロ純喫茶ブームの影響なのだろうか。
前回のダイアリーで実家の喫茶店の事を書いたが
当時はどの喫茶店もサイホンコーヒーが主流。
当然僕もサイホンから珈琲の道に入った。
ドリップと違い過程を優雅に魅せるので
珈琲屋としての世界観が溢れているように感じる。
それがサイホンのいいところかな。
サイホンは、
豆の挽き方と抽出時間で味をつける。
今、僕が淹れたらどんな味になるのだろう。
そんな事を頭にめぐらせながら
棚に飾ってある当時のサイホンを眺める。
そして工程を思い浮かべ、
頭の中で美味しいサイホンを淹れてみる。
これがなかなかにイイのである。