【綿町ダイアリー】#550 LET IT BE “NAKED” 最高のビートルズを聴け
ビートルズ「レットイットビーネイキッド」
「レットイットビー」は、
1970年発売のビートルズラストアルバム。
ビートルズ解散後に残された膨大な録音データをフィルスペクターがプロデュースしリリースされました。
しかしそこにはオーケストラ等の大掛かりな装飾が付けられ、ポールマッカートニーは強い不満を抱いていたようです。
そして2003年、一切の装飾を排除し、録音した時のありのままのビートルズサウンドで再リリースすることになったのが、この「ネイキッド」です。
先日の綿町ダイアリーで僕は「ラバーソウル」が僕のビートルズのベストワンだと書きましたが、それはあくまでオリジナルアルバムの中でということ。
アウトテイクも含めてトータルでみれば、
このアルバムこそベストワンです。
まぁほんとイイです、これ。
オリジナルの「レットイットビー」はポールマッカートニーがオーケストラをバックに朗々と歌いあげる大人のビートルズサウンドで、そんなポールマッカートニーのヒット曲を聴くためのアルバムというイメージ。
でもこの「ネイキッド」は、ベースがうねり、ドラムが立ち、ギターが際立つ、まさにバンド感溢れるロックアルバム。
オリジナルアルバムのようなヒット曲が単発で目立つ訳じゃなく全ての曲のバランスや曲順が最高にイイんです。
ジョンレノンの存在感もグッと際立ってる。
アルバムを1曲目から通して聴くなら断然「ネイキッド」ですね。
もし聴いたこと無い人いたら是非聴いてほしいな。
初っぱなの「ゲットバック」のリフから
もっていかれますよ。