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バイクに乗って感じる日本のバイク事情、ここを改善して欲しい!

どうも店長のはなちゃんです。

バイク屋ではありません。中目黒のお土産屋さんの店長です。

私、数年前にバイクの免許を取得し、突然ハーレーオーナーになりました。Harley-Davidsonです。高いんです。でも、バイクを乗るならハーレーがいいと思うくらいに憧れていました。ターミネーターのシュワちゃん効果です。

もちろん、買ったのもシュワちゃんとおんなじやつです。年代は違いますが、同じシリーズの新しいやつです。是非、実際の写真を見てやってください。

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もうめっちゃかっこよくないですか?あんまりこういう自分の愛車をアピールしすぎる人は嫌いですが、もう一回だけ言わせてください。めちゃかっこいい。

まぁなぜこんなに高価なバイクを買ったと言うと、妻がバイク関係の仕事についていて、ハーレー所有者だったから。

負けてられないですよね。

やっぱりツーリングとか一緒に行きたいじゃないですか?ということで、がんばって免許をとりに行って、がんばって買ったのです。

そして、免許取得から数年たった今、日本のバイク事情へ物申したいと思います!バイクの大好きなところはいっぱいあるので、また書きます。


普通二輪(中免)と大型免許、なぜ2段階あるのか問題

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先ほど紹介した愛車のハーレーは免許でいうと大型のカテゴリに入ります。普通自動二輪免許で乗れるバイクは排気量400cc以下、それ以上は大型二輪免許が必要になってきます。

私たちはハーレーなどの大型二輪に乗ろうと思うと教習所に2回行かなければいけません。

なんでやねん!

これはもうマジで意味がわかりません。免許を取る前はわかりませんでしたが、免許をとった今、思うのは、普通と大型、もう全くと言っていいほどの同じカリキュラム問題。。。大型取得には特殊な教習があると思っていたのですが、時間と費用が倍になるだけで、この2段階制度、めちゃくちゃ無駄だと思うんです。

ここで声を上げない限りは、未来のツーリング仲間たちは必要なく課金されたり、減っていく未来しかないです。中免は持ってるけど大型は持っていないという人が多い理由もわかるし、そもそも区別する必要がないのでは?一つでいいのでは?と思ってしまいます。


東京都内、駐車場なさすぎ問題

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とにかく出先で一番ドキドキするのが駐車場問題。ぼくたちの国、日本はアメリカとは違います。特に東京は鬼のように駐車スペースがありません。

路上駐車スペース(パーキングメーター)にはとめることができるのですが、車用のコインパーキングなどには停めることができません。

この駐車場がないことによる都内の移動でチョイ乗りしづらい問題が、僕たちのバイクライフを奪っていくのです、もっと気楽に乗れればテクニックも身につくのになーと思ったりします。

バイク用の駐車場が増えてほしいのはいうまでもありませんが、それは無理でもせめて、車が停められるところには停めさせて欲しい。そう願うのです。


給油用に車体にSuicaみたいなピッがほしい

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バイクに乗っていると、もたつくのが高速道路の料金所とガソリンスタンド。高速道路の料金所はETCがあるので、設備投資でどうにかなりますが、どうにもならないのがガソリンスタンド。

私はバイクに乗っている時、基本的にグローブをしています。真夏でもない限り、グローブをせずに乗ると秒で手が寒くなります。そして夏でも安全用にグローブは推奨です。

ガソリンスタンドで給油してもらう場合の支払い時、私たちはこのグローブを外し、ポケットから財布を取り出し、カードや現金で支払うのです。このポケットから財布を取り出すのも場合によっては一苦労。バイクを安定させながら色々するのは結構しんどいのです。

もちろん誰も焦らせてくる人はいません。ゆっくりやればいいのですが、なぜかちょっと急がなきゃいけない気持ちになるのがこの給油。

そこでどこかバイクの一部分にSuicaのような「ピッ」で完了する、非接触IC型決済(タッチ決済)を導入して、ガソリンスタンドもそれが当たり前になってくれませんか?というお話です。

バイクだけでそんなこと大袈裟だというなら、車でもそうすればいいのに、と思ってしまいます。どうでしょう?


高速道路における「左側の路肩走らせてくれ」問題

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「バイクは渋滞がないから、その点はメリットだよね」なんて言葉をよく聞きます。事実、高速道路で上の写真のような場合、なんとこの車と車の間の点線部分をスルスルっと走るのはオッケーらしいのです。通称「すり抜け」といいます。

でも、一番左の路肩の部分がいくら空いていようがビューンと走ってはいけないのです。通称「路肩走行」。

もう走っている方からすると「逆じゃね!?」と思うほど、その走行難易度と安全性に違いがあります。緊急車両用など色々な理由があると思いますが、それでも「逆じゃね!?」感がすごいです。

渋滞は車も右へ左へ車線変更をしますし、「すり抜け」には危険が伴います。


バイクが小回り効くと思わないでおくれと言いたい

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映画などで、超がつくほどかっこいい俳優がバイクをアクションシーンなどで、華麗にターンやカーブを繰り返すので、バイクはめっちゃくちゃ小回り効くと思っていませんか?

実際のところは車より想像を絶するくらい小回りがききません。車で目の前に突然落とし物や生き物が現れたとして、急ハンドルをきってその障害をかわすシーンをイメージしてください。それと同じことをバイクでやろうとすると1mmも軌道を変えることができず、秒でこけます。

なにが言いたいか。「優しく見守ってください」ということです。


バイクに乗ると疲れるのに、なぜ痩せないのか

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例えば朝ツーリングを開始して、夕方には戻ってきたとします。その時の疲労感といえばなかなかのものです。

例えるなら登山レベルです。お昼くらいにその日の目的地につき、もちろんアルコールは飲めないので、ベタに海鮮丼をノンアルコールビールと共にいただいたりするのですが、その美味しさたるや、登山の際に山頂で食べるお弁当のごとく、通常の3倍くらい美味しく感じます。

それだけ身体には疲労が蓄積されており、戻ってきた際には「頑張った自分を褒めてやりたい」的なモードになっています。

ですが、痩せません。運動はしていないのです。登山と違うところはカロリーを消費しているかしていないかなのです。それでいて、夕飯のビールの味は登山帰りレベルで最高なのです。疲れているのに、ご飯やお酒が異常においしいだけで、痩せる要素がまるでないのがバイクの怖いところです。

これは国家権力をどう行使しても解決できないことはわかっています。ちょっぴりわがままを言ってしまいました。


番外編:ハーレー、夏場の渋滞で内ももが焼けるほど熱い

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ハーレーのエンジンは剥き出しで、内ももくらいに鎮座しています。そしてハーレーのエンジンはほとんどが空冷式、つまり空気で冷やしているのです。

なので、走っている時はいいのですが、渋滞で動かない時などは剥き出しのエンジンが灼熱を放ってきます。

空冷式、それこそがハーレーの醍醐味だという意見が多数だと思いますが、夏場、その熱さは、日焼けのそれではなく、調理的な意味でこんがり焼けてしまうくらい熱いです。

太ももが、カツオのタタキになった姿を想像してください。

もう2020年、こんなに技術が進歩している世の中です。人類が月に着陸したのだってもう50年以上前、流石にもうちょっと熱さを抑えられるでしょう・・・という話でした。


今日も長々と書かせていただきました。不満点ばかり並べてしまった印象ですが、「あるあるを言っている」くらいで思っていただければ幸いです。

というのも、これらを差し引いても、あまりある魅力がバイクにはあります。

知らない道を走っているときにふと感じる緑の爽やかな匂いや、海沿いの潮の香り。山の高度を寒さとして肌で感じたり、時には田舎の牛舎が臭かったり。

ついつい移動手段として考えてしまう自動車とは違い、いま、生身で風を受けて、運転を楽しんでいるという実感は「生きているんだなぁ」と思える貴重な時間です。

もっといろんな人とツーリングに行きたいから、こんな部分がよくなればいいのになぁと思う今日この頃でした。

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中目黒土産店の毎日イラスト

↑バイクで爽やかな汗を拭くのに適したてぬぐい


それではまた。

中目黒土産店/はなちゃん

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